バックナンバー:160 2009/4/15


読者の皆様、

 

お元気でお過ごしでしょうか?

 

休業中だった私のホームページ、また復帰いたしました。今度は文字化けが出

ないようです。更新はたいして進んでおりませんが、どうぞまた時々覗いてい

ただければ幸いです。

http://www.oboeinfo.de

 

3月の終わりから2週間、一番下の娘がアメリカのバルティモアにホームステ

イで出かけました。学校から6人選抜されて行ったのです。そこでは大変歓迎

されたようで黒人の市長さんから全員に名誉市民の称号をもらいました。でも

娘の方はけろっとしていて、お金を出してアメリカに行ったら名誉市民になっ

てブレーマーハーフェンで一生懸命何かしても何も起こらない、と文句を言っ

ています。それはそうと娘から面白い話を聞きました。

→「駐車」「・・・・」

 

4月8日、イタリアで地震が起こりました。ヨーロッパで地震が起こるのはイ

タリアが多いのですが、建て方が悪く被害が大きいようです。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37392220090408?rpc=131

 

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■ Sommernachtstraum

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「ゾンマー ナハツ トラウム」はドイツ語で「夏の夜の夢」という意味です。

メンデルスゾーン作曲の日本語訳で「真夏の世の夢」もこの「ゾンマー ナハ

ツ トラウム」です。

 

このタイトルを今度の我々の演奏会に使う事にしました。

「夏のいち夜の夢の冒険を、聴衆の皆様に私達と共に体験、堪能、驚き、楽し

んで頂ければ幸いです。

 

実施時期    2009年7月16日 19時開演

実施場所    東京文化会館小ホール

演奏者 : 末政圭志(オーボエ)、酒井秀明(フルート)、土山美紀(ファ

      ゴット)、森園康一(コントラバス)、末政由美子(チェンバロ)

 

詳細は私のホームページをご覧下さい。

http://www.oboeinfo.de

 

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■ ユーチューブ・シンフォニー・オーケストラ・オーボエ奏者 長田氏

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4月15日ニューヨークのカーネギーホールで行われるユーチューブ・シンフ

ォニー・オーケストラ演奏会に日本のアマチュアのホープ長田氏が参加。長田

氏はアマチュアとはいえプロ顔負けの腕前なんです。楽しんで演奏してきてく

ださい。

http://www.youtube.com/watch?v=QKSMpARsIyk

 

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■ 駐車             

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アメリカでは2重駐車OKなんだそうです。例えば正規の縦の駐車区域に車が

停まっています。その後ろに車を停めると正規に停めてある車は出られなくな

ってしまいます。そういう時は鍵を車につけたまま置き去りにするんだそうで

す。まあ、こんな感じでしょう?!

http://www.youtube.com/watch?v=-uLECuGK07U

 

似たような話はイタリアとかの国であります。この場合は鍵はつけっ放しでは

ないのですが、サイドブレーキもギアーも入れません。そうすれば皆で車を勝

手に押して(ひどい時は車で前と後ろに当てながら場所を作ります。)動かせ

るのです。こういう国でサイドブレーキやギアーを入れてあると車を壊されて

しまします。

 

ドイツは規則が大好きな国ですから、2重駐車はご法度。警察が罰金を課すか

レッカー車で持っていかれてしまいます。鍵をつけっ放しで車を盗まれたらド

イツでは保険がおりません。

 

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■ ・・・・・・

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あるアメリカ人が死んで天国へ行けるかどうか、というところで天使の検閲が

あります。まあ、閻魔大王が居て、お前は地獄、お前は天国という裁きがある

のと似ているわけです。っで、そこには時計があります。生前に悪い事をする

と針が回ります。天使が12時の時計を指して、「これはテレサ女史の時計。」

次に別の少し針が回った時計を指して「リンカーンの時計。」このように生前

に悪い事をした数がこの時計に示されるそうなのです。そこで、この人は「ブ

ッシュの時計はどれか?」と訪ねました。天使は「ああ、彼は自分で時を持っ

て行って扇風機として使っているよ!」

 

娘がアメリカで仕入れたジョークでした。

 

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■ 日本観光名所ランキング

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今回の総合ランキングでは、築地市場が他の観光スポットに倍以上のポイント

差を付けて1位、なんだそうです。2位以下、あなたが行った事がない場所も

結構あるのでは?

http://indonews.jp/2009/04/post-2413.html

 

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■ コール ウント ピンケル

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ブレーメンに住んでいる日本人達が集まって2月28日に冬の散歩大会が行わ

れた模様をブレーメンのテレビが取材。音楽家の方々も何人か混じっています

ね!

http://www.radiobremen.de/fernsehen/buten_un_binnen/bubiindex100.html?

 

mode=istlist&jahr=2009&monat=2&tag=28&mytag&j=2009&m=2&setdate=2009-02-28

 

北ドイツでは寒い中を皆でお酒を持って散歩する行事があります。そして最終

目的地はレストラン。ここで食べるメニューの名前が「コール ウント ピン

ケル」というものです。コールはキャベツの事です。でも普通のキャベツでは

ありません。冬にしか取れないもじゃもじゃのキャベツ。正確にはグリューン

コール(緑キャベツ)というもの。これを煮込んで、ソーセージと一緒に食し

ます。寒いと家の中にこもりがちになるので、こういうアトラクションがドイ

ツにはあります。

 

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■ オーボエ演奏のコツ 音のつぼ

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音のつぼ、って何でしょう?

音を何回演奏しても、その音程、音色にフィットする。そんなつぼです。

 

そんな機械みたいな事ができればいいなあ、と誰しも思います。でも、こうい

う音のつぼを心得ていると、つぼが外れた時は結構はっきり分かります。

 

音のつぼを築くには同じ音を続けて、本当に機械のように同じように当てる練

習が必要です。同じ音を長さを変えて何度も発音します。それから強弱を変え

て発音します。その時に、音程が全体のバランスがはみ出さないようにチュー

ナーをつけっぱなしにしておきます。

 

如何ですか?

当たり前の練習でしょ?

 

但し、この時の唇のフォーム、息の使い方、舌の使い方には充分注意を払いま

す。この3点がパーフェクトに揃った時だけつぼにはまった音を出す事ができ

るのです。

 

もっと正確に書くならば、唇は閉め過ぎない事。閉めるという事はリードの振

動を止める事です。舌は音が出る前にリードの先端に当たっている事。息は音

が出る前にリードまで届いている事。舌がリードから離れた瞬間に息がリード

に流れ込みます。音を止めるときはまた舌先で息の流れを止めます。

 

プロ奏者でもこの基本が狂えばつぼにはまりません。つぼが分からなくなれば

我々もこの基本練習に戻ります。

 

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■ アメリカ経済大ピンチ(その15)

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ムーディーズ・インベスター・サービスはGM破産の可能性は70パーセント

との見方を維持している。http://special.reuters.co.jp/contents/auto_article.html?storyID=2009-04-

 

08T024502Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-373762-1.xml

 

4月9日アメリカの銀行ウェルズ・ファーゴに関してニューヨークタイムスが

好調な記事を載せ、世界中の株価を押し上げました。

http://www.handelsblatt.com/finanzen/marktberichte/us-boersen-springen-nach-oben;2233184

 

4月13日シティバンク、バンク・オブ・アメリカも好決算を期待して急上昇。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37466520090413

 

4月1日、ロンドンで行われたG20。骨抜きの内容になるというのが前評判

でした。一応、世界同時不況に対する姿勢が採択され、今後の銀行や、投資へ

のコントロール、税金パラダイス国家へのけん制、経済刺激を強める事で一致。

まとまらない、と言われていたG20がこれだけの意見で一致した事に大きな

意義があるんだそうです。

ロンドン・サミット首脳コミュニケ(骨子)ニッセイ基礎研究所

http://www.nli-research.co.jp/report/flash/2009/flash09_002.pdf

 

4月2日はストラスブールグでNATO60周年記念式典。オバマ大統領はア

メリカはNATOの守護神ではない。だからNATOが一緒にテロに立ち向か

って欲しい。それから地球に核爆弾をなくす方向を提案しました。まずテロに

対するヨーロッパの姿勢はアフガニスタンからの早期撤退です。ですからヨー

ロッパ諸国にとってこのオバマ大統領の提案はありがたくありません。今回は

新議長の選出がありました。デンマークが議長国となる事で、数年前モハメッ

トの風刺画問題でトルコとデンマークのいがみ合いがここでまた発生。トルコ

がデンマークを拒否しました。オバマ大統領のとりなしで結局トルコも折れま

したが、ここでオバマ大統領の外交手腕というものが発揮され、アメリカの新

大統領への世界からの期待は大きくなった感じがします。とは言え、核に対す

る提案には勿論朝鮮を含めて、現在核を所有している国々も廃止しようと言う

ものですが、所有国が皆、「はいそうですか」という事を聞くことは考えにく

いです。それだけでなく朝鮮が衛星を打ち上げました。イランは核融合の機械

を作動し始めました。

 

それにしてもタイで開かれるはずだった東アジアサミットが反政府の内乱によ

り2ヶ月間の延期となったのは残念でした。麻生首相が何でもアジア圏の協力

体制を強める意向を示したかったらしく、ドイツから見ていてやっと国際政治

らしい意見を発してくれる、と期待していたのです。

 

そして次の国際的な会議は4月24日にワシントンでG7・G20開催。4月

1日のロンドンでのサミット後、引き続き経済対策が協議されると思います。

今度は具体案が出るのでしょうか?

 

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■ あひる

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ドイツではキリスト教の復活祭で4月12日、13日と連休でした。天気も良

かったので庭でバーべキュウをしました。ちょっと火がつきにくく、小枝を取

ろうとコンポスト(庭のごみを入れる1メートル四方くらいの囲い、ここで腐

葉土を作るのです。その上に枝をかぶせてあったのです。)の枝を触ったらコ

ンポストの中でがさがさ!はじめねずみかと思ったのです。でもねずみにして

は大きいし、コンポストの中で向こう側へ逃げただけで、土の中に姿を隠さな

いのです。もう少し近づいて覗いてみたらその動物のいた場所に卵が5つくら

い並んでいます。逃げた動物の正体は「アヒル」でした。枝はあきらめてそう

っと戻りました。アヒルはまた卵の場所に戻り未だに暖めています。時々、庭

の池で水浴びをするのですが、その時に卵を見に行くと、今度は羽で卵を覆っ

てあり数を確認できませんでした。果たしてヒナがかえるのか? かえっても

ちゃんと育つのか? 猫にやられはしないか? など、知らなければしなくて

も良い心配が増えてしまいました。でも、庭の池にアヒルの親子が泳ぐ日が来

たら楽しいですね!

 

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フランスのトワヴァレー

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以前、私がイタリアのスキー場の事をメールマガジンに書いた時に、そのスキ

ー場の写真を掲載していらっしゃるSatoshiさんのホームページをご紹

介いたしました。そのSatoshiさんからこんなメールを頂きました。

 

フランスのトワヴァレー(3つの谷という意味)スキー場はたぶん規模的にも

距離的にも世界一のスキー場。私がまだ行った事が無いスキー場で行きたい所

は、このトワヴァレーとスイスのツェルマット。

 

Satoshiさんも相当スキーがお好きなようですが、そのSatoshi

さんが「数日がんばって滑っても、全体像を把握するにはあまりにも広すぎま

す。」「あまりに広大なために、どこをどう滑っているのかよくわかりません

でした。6日間滑ったのですが、とても全体を網羅することはできませんでし

た。」と書かれているのですから魅力的ですね!

 

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末政圭志 様、ご無沙汰いたしております。

 

3月中旬に、フランスのトロワヴァレーに行ってきました。

相当高価な場所なので、総勢18人でシャレー2区切りを借り切って自炊体制

で行きました。フランスの休暇シーズンは3月初旬に終わりますので、中旬か

ら安くなります。

 

当方は8人で10ベッドのシャレーを借り切って、6日間のスキーパス付きで

一人EUR500くらいでした。その他、自炊の食費が一人EUR120くら

い、あとは昼食代(お金のもったいない人は滑り通し。腹の減った人はポンフ

リだけ、ちゃんと食べたい人はEUR20くらい必要です)。

 

詳細は

http://satoshi.de/skiing/3-vallees/index-j.html

をご覧になってください。

 

今年はあと一回氷河に滑りにいく予定です。

 


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