28)エクササイズ−8(JDR NEWS 1991/11月)
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- JDR NEWSを基にして作成した本ページの著作権は本橋(私)にあります。(と思います。:本当はどうなんでしょうか?専門の方、教えて下さい)
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スケールと音の装飾について
- スケール(音階)
- スケールはロングトーンや音のつながり、音の終始などすべての要素が入った練習方法です。
- テンポを守って正確に一つ一つの音をだいじに出すことに集中してください。
- 練習方法
-
- ゆっくりしたテンポで始めます。ゆっくりが確実にできないと早く音階は吹けません。
- 音の発生と次の音がスムーズにつながるように常に考えながら練習しましょう。
- 音量はmfぐらいで均一な音量を心がけてください。
- 高音域は無理のない程度の音までにしましょう。
- すべての長調、短調のスケールを計画的に練習しましょう。
Cdur→D♭dur→
Cmoll→C♯moll→
本橋注:原文には、上記スケールに対応するバスーンの楽譜も掲載されています。本ページでは省略致しました。
- アルペジオ(分散和音)
- アルペジオは3度以上の間隔のある音をスムーズにつなげる練習方法です。エチュードの中にもありますがない場合は自分でつくりましょう。
練習方法 スケールと同じように練習します。
![](../../../image/study803.gif) |
![](../../../image/study804.gif) |
![](../../../image/study805.gif) |
3度上がって2度下がる |
4度上がって3度下がる |
5度上がって4度下がる |
![](../../../image/study806.gif) |
![](../../../image/study807.gif) |
![](../../../image/study808.gif) |
6度上がって5度下がる |
7度上がって6度下がる |
8度上がって7度下がる |
3度進行
- アーティキュレーション(フレージング)
- アーティキュレーションとは、音のつながり方や音の切り方を意味しています。
- 運指の思い通りにならない際の練習や音の流れをスムーズにする練習に使います。
- 練習方法
- スケールやアルペジオに取り入れて練習します。
音の装飾
- ダイナミクス(音量)
- ダイナミクスは一つの装飾方法です。最近は無理な音量を要求される傾向にありますが、単に大きな音や小さな音よりもアタックや音色で表現することを考えましょう。
- 練習方法
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- いろいろなアタック(音の出し始め)ができるように練習します。
- 音量は息の量と息のスピード(アンブシュアのコントロール)で決まります。大きな音は息の量を多くして息のスピードを弱めます。(弱めないと音程が高くなります。弱めると同時に唇の緊張も弱めて息が多く入るようにリードの先端の開きを大きくします。)
![](../../../image/study813.gif)
pp=小さいより柔らかい静かな音
ff=大きい音を追求するより力強い太い音
- ヴィブラート
- 音の飾りにはたいへん有効な方法です。ただし、最近はあまりにも多用しすぎて本来の音色や基本的な音作り、音の流れ(フレージング)などがおろそかになってしまい音を汚くしてしまう危険性も合わせ持っています。楽器を始めて2年以内の方はなるべく使わないほうが良いでしょう。
- 練習方法
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- オーボエ・バスーンはリードが小さいのでブレスコントロールだけで充分です。(SAXなどはアンブシュアも使用します)
- 音の流れの変化をおなかの支えで作ります。ロングトーンをしながら瞬間的におなかに力を入れて息を早く出すようにすると息のスピードが変化して音のゆれが生じます。この動きをおなかを動かさなくてもできるように息をコントロールします。
![](../../../image/study814.gif) |
最初の内はおなかがはっきり動きますが
慣れてきたらなるべく動かさないで
出来るように。
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![](../../../image/study815.gif)
ノンタンギングで息を瞬間的に強く押し出す。
- トリル(かけ始めと回数)
- トリルはかける音を華やかに強調するための手段です。トリルをかける場合はかける音が充分音になってからかけ始めます。(特にゆっくりしたテンポの音にトリルをかける場合) トリルの数や音の高さは作曲された時代や譜面の指示によって異なりますが一般には2度高い音をトリルに使います。
![](../../../image/study818.gif)
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