注意:
プラークはリードの先端をごく薄く削る際に、二枚のケーンの間に挟んで下敷きの役目をします。また、リードの幅に合わせたプラークはリードのサイド部分だけを削ることも出来ます。その他にもリード全体の厚さのバランスをチェックする場合にも使用することができます。
本橋注:今回のJDR NEWSは、「OBOE&BASSOON共通」との副題がついています。
また、原文では「リードカッター及び加工工具について」と「リードの先端のカットについて」の記事もあわせて記載されておりますが、それらは今までご紹介したNEWSの内容と重複するので、今回の項目からは外しました。ご了承下さい。それから、下記紹介の中で、レイアウトの都合上一部文章と画像の対応が不適切な部分があります。ご容赦願います。
プラークの種類
プラークは形状や材質、厚さ、長さ等さまざまな種類があります。また、リードのスタイルや削り方等によっては、自分に合った形に加工します。リード削りでは、ナイフとプラークの使い勝手がリード作製に大きく影響します。
プラークの加工と修正方法
プラークはナイフと同様リード作りに欠かせない工具です。ここでは市販のものを利用します。プラークの加工は黒檀が比較的やさしく、金属は根気よく加工します。プラスチックは思い通りにいかないので急がず丁寧に加工します。
加工方法
プラークは自分の好みに加工することによってより良いリードを作ることができます。加工に必要な道具は平らな棒やすり(細目)、耐水ペーパー(#400−800番)、黒檀の場合はキーオイル、金属の場合はピカールやベノール等の金属磨き粉(無ければ耐水ペーパーの#1000番)を用意します。
修正方法
多くの方が使われている黒檀のプラークは、回数を多く使うとリードの先端に当たるプラークの一部分が深くえぐれてきます。その部分は埋めることが出来ませんので、凹んだ部分の回りをヤスリや耐水ペーパーを使って滑らかに整えます。ただし、何度も修正を繰り返すと厚みが薄くなりプラークとして使用できなくなりますので3〜5回程度が限界です。
薄くなったプラークはリードのバランスチェックやごく先端の仕上げ用にします。
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