51)メンテナンス−11(JDR NEWS 1993/02月)
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キー調整(ネジ調整)の方法 No.3
- ネジ調整
- 正常に音が出るためのキーの連絡を調整するネジ
- *中音B♭キーと中音Cキーの調節ネジ
- このネジは、B♭とCの小さなタンポが同じ力で塞がるように調節するネジです。古い楽器やキーにガタがある場合は、わずかにB♭の方を強めにします。
- *Aキーと中音Cキーの調節ネジ
- Aキーを押さえたときにCキーを作動させるネジで、Cキーの方を弱めに調節します。
- *Gキーと中音B♭キーの調節ネジ
- Gキーを押さえたときにB♭キーを作動させるネジで、B♭キーの方を弱めに調節します。
- *EキーとF♯リゾナンスキーの調節ネジ
- Eキーを押さえたときにF♯キーを作動させるネジで、F♯キーの方を弱めに調節します。
- *DキーとF♯リゾナンスキーの調節ネジ
- Dキーを押さえたときにF♯キーを作動させるネジで、F♯キーの方を弱めに調節します。
- *EキーとフォークFリゾナンスキーの調節ネジ
- Dキーだけを押さえてフォークFリゾナンスキーを開け、その間にペーパーを挟みEキーを押さえながら調節します。力加減は、リゾナンスキーの方がかろうじて塞がっている程度に調節します。
- *LowC♯キーとE♭キーの調節ネジ
- 左手E♭キーを押さえた状態で、LowC♯キーを押さえます。その時にE♭キーが微妙に動いている場合はネジを締め過ぎるとLowC♯キーの音が出なくなります。これは、吹きながら調節します。
- *LowBキーとC♯キーの調節ネジ
- LowC♯キーとE♭キーの調節と同様に、LowC♯キーを押さえながらLowBキーを作動させ調節します。
- *F♯キーとG♯キーの調節ネジ
- F♯の音を出しながらG♯キーを作動させて音が変わらないように調節します。締め過ぎるとF♯の音から下が出にくくなります。
- *F♯キーと連絡キーの調節ネジ
- ここはわずかに隙間があるよう連絡キーのネジで調節します。隙間がないとAとかBの音がおかしくなります。
- *C−Dトリルキーの連結チェック
- わずかに隙間があるかチェックします。ここに隙間がないとほとんど音が出なくなります。
- *LowBとLowB♭&左E♭の調節ネジ
- LowB♭の音が出るように調節するネジですが、動かさないで下さい。トラブルの原因になります。また左E♭の調節ネジも動かさないほうが無難です。
- *E♭−Eトリルキーの調節ネジ
- この調節ネジを締めると左E♭キーを使用した音程が低くなり、緩めると高くなります。E♭のタンポの開きが、右手のE♭キーと同じように調節します。
- *連結部分のネジ(隙間)調整
- ここに隙間がないとLowB♭リゾナンスキーが開いたままになっていますのでコルクを削って隙間を作ります。
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