５０）メンテナンス−１０（JDR　NEWS　1993/01月）

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• 本ページにて掲載する事はＪＤＲ（株）様のご承認を得ております。
• ＪＤＲ　ＮＥＷＳを基にして作成した本ページの著作権は本橋（私）にあります。（と思います。：本当はどうなんでしょうか？専門の方、教えて下さい）
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ネジ調整

• 調整ネジをドライバーで回す時は、強く押しつけないでください。調整ネジの下にあるコルクに穴が開きます。

• キーを押さえているときは実際に演奏している時に押さえる強さにしてください。（極力軽く押さえるのがこつです）

• クリーニングペーパーをタンポとトーンホールの間に挟んでチェックする際は、以下の点について気を付けてください。
  • クリーニングペーパーは軽く持ちます。キーを強く押さえたりすると簡単に外れるのが目安です。
  • コルクタンポとスキンタンポでは引っ掛かり具合が違います。スキンタンポは「スーッ」と抜けます。
  • 大きいタンポと小さいタンポでは引っ掛かり具合が違います。大きいタンポの方が強くなります。

以下のネジは調整の必要性の高いネジやリードや吹き手の好みに調整するネジです。それ以外は触らないほうが安全です。

音の出しやすさや音程を調整するネジ

• High Ｅより高い音の調整は第３オクターブキーを調整します。このネジは０．３〜０．５ｍｍの動きしかしません。

  ネジを半回転ほど動かして吹きながら調節してください。

  リードのスタイルや吹き方によって開きは変わります。

• High Ｃ＃、Ｄの音程調整はHキーのネジを調節します。

  特にＤの音を左手人差指をオープンにして吹く運指の場合はキーの開きがぎりぎりになるようにネジを締めます。一方、Ｃ＃の音が低い場合や詰まった響きに鳴る場合は緩めます。

  このネジは下管のＬｏｗ Ｃキーのネジを併せて調節すると効果的です。（注．ＬｏｗＣキーのネジの項を参照）

• 中音、高音Ｂ＃とＣの音程を変えたいときは、下管との連絡キーに付いているネジを調節します。なお機種によっては付いておりません。（調節は楽器を組み立てたまま行います）

  音程を上げたいときはネジを緩めます。ただし緩めすぎるとＢ＃とＣのタンポが締まらなくなりますので注意が必要です。

　　　本橋注：B＃はB♭の誤りの様な気がします。

• Ｅ、フォークＦの音程を調節するにはＤキーのネジを調節します。Ｅ、フォークＦの音程が低い場合は緩めます。ただし１〜２回転に留めてください。逆に高い場合は、締めます。

  締めすぎると音色がくすんできます。

• Ｌｏｗ Ｃキーのネジは、Ｈｉｇｈ Ｃ＃、Ｄの音程を微妙に替え、音抜けの調節に使います。本来はＬｏｗＣキーを作動させた時にＥタンポは締まっていなければなりませんが、最近はＨｉｇｈＤの音を出すときにＨキーをオープンで吹く方法がよく使われたています。その場合はネジをゆるめてＬｏｗＣキーを作動させたときにＥキーが完全に締まらないように調節します。

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