オーボエファンの皆様、音楽ファンの皆様、ドイツファンの皆様、
お元気でお過ごしでしょうか?
世の中には「知らなかった方が良かった!」という事があります。こうして書い
てしまうと、当てはまってしまう方には申し訳ありませんが、2025年の星座
によると、昭和28年生まれの人にとって「9年に一度の八方ふさがりの年」な
のだそうです。私が実にその対象者という事です。
さて、皆さんはグーグルをご存じですよね。私も大変よく利用しております。メ
ールアドレス、ドライブなどは重宝しており、検索にも利用しております。しか
し最近のAIの検索機能をご存じですか? グーグルの場合、検索した項目につ
いてAIが回答を簡単に示し、その後にヒットするサイトがずらりと続きます。
しかしAIの検索機能を使うと、このヒットサイトの内容を素早く検索し回答を
まとめて出してくれます。質問によってはしっかりとした回答を得られます。
「星座 9年に一度の八方ふさがりの年とは?」と
に質問を入れてみました。
28件のソースを読み込みました、と注釈が入り、回答内容は次の通りです。
八方ふさがりとは、九星気学において自分の生まれ年の星が大凶方位に位置する
年回りを指します。この年は、吉凶が激しく、不運な出来事が立て続けに起こる
とされています。特に、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳など、数え年で十
の位と一の位の数字を足して10になる年が八方ふさがりの年に該当します。
八方ふさがりの年は、9年に一度巡ってくるため、非常に特別な意味を持ちます。
この年は、何をやってもうまくいかないとされ、特に新しいことを始めることは
控えた方が良いとされています。過去の経験からも、多くの人がこの年に大きな
変化やトラブルを経験することが多いと報告されています。
この年を乗り越えるためには、慎重な行動が求められます。具体的には、以下の
ような過ごし方が推奨されています:
新しい挑戦を避ける:新しい仕事や引越し、結婚などの大きな決断は控えるべき
です。
自己反省:自分自身を振り返り、過去の行動を見直す良い機会と捉えることが重
要です。
方位除け:方位除けの祈願を行うことで、運気を改善する手助けになるとされて
います。
八方ふさがりの年は、運気が下降する時期ですが、これを乗り越えることで次の
運気上昇に繋がるとも言われています。したがって、心の持ち方や日々の過ごし
方が非常に重要です。
或いは
「2025年が記念の年になるクラシックの作曲家は?」と質問してみると、いとも
簡単に作曲家を列挙してくれます。これはグーグル検索よりも確実に進んでおり
ます。
クリスマス、新年、そして1月中旬に出かけたスキー旅行の関係で、このメール
マガジン発行がイレギュラーになっております。本日は、どうしても皆様に早く
お知らせしないといけない、ヴィーン国立歌劇場の特別ストリーミングのご紹介
の為、他の項目は省いてお送りいたします。このストリーミングは短期の期間限
定の為に、今見ないと、今後見るチャンスがないかもしれません。どうぞこの機
会をお見逃し無いよう、という事で、取り急ぎ発行致します。
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■ ヴィーン国立歌劇場 演出家オットー・シェンク、メモリアル特別企画
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オットー・シェンクは1月9日、94歳でこの世を去った。
演劇人オットー・シェンク:観客を喜ばせた曲者
(1月9日、フランクフルター・アルゲマイネ、ドイツ語)
彼はウィーンの演劇人の中で最もウィーン的な存在であり、賑やかな俳優であり、
偉大な舞台演出家であった。 オットー・シェンクは94歳で亡くなった。
演出家として彼は、1957年にザルツブルグでモーツァルトの『魔笛』を、その5年
後にはウィーン国立歌劇場でアルバン・ベルクの『ルル』を上演した。これは当
時としては勇気のいることだったが、彼に国際的なブレイクをもたらした。その
後、世界の名だたるオペラハウスに招かれた。70年代と80年代には、ニューヨー
クのメトロポリタン歌劇場で成功を収めた(『タンホイザー』1978年、『リング』
1986年)。 1967年のウィーン国立歌劇場での《ドン・ジョヴァンニ》は、シェン
クの演出における皮肉が誤解され、上演上のスキャンダルとなったが、1970年の
レナード・バーンスタイン指揮の《フィデリオ》、1981年の《アンドレア・シェ
ニエ》は、成功を収めた。1974年にはミラノ・スカラ座に「フィガロ」を、1981
年にはザルツブルク音楽祭に「バール」をもたらした。 最近(2006年)『ドン・
パスクワーレ』で勝利したニューヨークでは、彼はまだその技巧の巨匠とみなさ
れていた(『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』紙の見出しは、
「古風な演出家のメットでの最後の一礼」。・・・・・・・
オットー・シェンクの葬儀が聖シュテファン大聖堂で執り行われ、中央墓地に名
誉の墓が建てられた。
(1月20日、デア・スタンダード、ドイツ語)
オットー・シェンクに関しては、時々、私がこのメールマガジンに書いておりま
すので、彼の名前を記憶されていらっしゃる方がいらっしゃるかと思います。戦
後の代表的な演出家で、主にヴィーン国立歌劇場、それからバイエルン国立歌劇
場で活躍されおりました。私が彼のステージを鑑賞したのは、バイエルン国立歌
劇場での「ばらの騎士」でしたが、夢のような美しいステージに魅了されたのを
覚えております。最近の近代的なステージは、時として、時代設定がまったく無
視されたファンタジーの世界観の中に入っていけず、見る人に抵抗感を与える事
がよくあります。彼の演出は、そういう演出家だけの世界観ではなく、作品の時
代にマッチしたステージで、私にはしっくりします。
私は実際に接したことがなかった、ヴィーン国立歌劇場の伝説的なオペレッタ「
こうもり」の演出は、酒を飲み、酔いつぶれていくフロッシュ役の場面は、代々
語り継がれています。しかし、俳優が演じるフォロッシュのヴィーン訛りのセリ
フは、ドイツ人も分からないそうです。ドイツ語の字幕が無いのが残念です。
1月24日(金)午後7時から1月31日(金)午後7時まで、彼がウィーン国立歌劇場
のために創作した合計7つの作品を、ストリームで世界中に無料配信します。こ
の機会を是非お見逃しなく!
(リンクが長いので、コピペでの対応をお願いいたします。)
ご覧になれるのは、
ドニゼッティ 「愛の妙薬」
ヨハン・シュトラウス 「こうもり」
ベートーヴェン 「フィデリオ」
R・シュトラウス 「ばらの騎士」
ジョルダーニ 「アンドレア・シュエニエ」
ワーグナー 「マイスタージンガー」
ヤナーチェク 「利口な女狐の物語」
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応援・激励・ご希望・ご感想・ご意見、ご質問メールは
contact[アットマーク]oboeinfo.de
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<オーボエ オンラインレッスン>
お宅からインターネット回線を使用しオンラインレッスンを受ける事が可能です。
マイクロソフト社の無料チャットソフトウェア「Teams」(推奨)、或いはスカイ
プを使いレッスンを行います。
ドイツとの時差の関係で、レッスン時間は日本時間の午後6時から9時までの間
でご相談に応じます。お申し込み、お問い合わせはメールでお願い申し上げます。
お住いの地域にプロのオーボエ奏者がいない場合でも、オンラインならレッスン
を受ける事が可能ですので、どうぞご利用ください。
オンラインレッスンでは、お使いの楽器、リードの状態や、響き具合を即座に診
断することは難しく、私が帰国中での通常レッスンとの組み合わせをお勧め致し
ます。
https://suemasaoboe.wixsite.com/oboeinfo
<日本で楽譜が手に入らない時>
オーボエの楽譜の出版はほとんどが輸入版です。そしてピアノやヴァイオリン、
声楽などに比べると売れる版数が少ないので、そもそもオーボエの楽譜を取り扱
ってくれる楽譜屋は非常に少ないのが現状です。ドイツやオーストリアに来られ
た時にオーボエ関係の楽譜を沢山買えた、というご経験がある方がいらっしゃる
と思います。ベルリン、ミュンヘン、ケルン、ヴィーンなどの大きな都市の楽器
店には日本の楽譜屋よりはるかに多い楽譜が揃っています。そして何と私の住ん
でいるブレーマーハーフェンにはダブルリードの楽譜の専門店があるのです。普
通の楽器屋にある楽譜コーナーとは違い、ダブルリードのソロからアンサンブル
まで出版されている楽譜の事ならほぼ全て分かります。日本で楽譜が手に入らず
にお困りの方、ご相談に応じます。
<全国のブラスバンドの指導者の方々へ>
オーボエという楽器は難しい楽器ではありません。初心者にいろいろな楽器を同
時に与えると、金管楽器は「プスー」と音にならず、フルートは「ヒュー」と空
を切る音ばかりで目眩がする。そんな中、オーボエは早くも音を出す事ができ、
すぐに音階も演奏できる楽器です。とっつきやすいのですがきちんとした指導者
がいない場合は上達が難しいのは事実です。1日3時間、休日は6時間以上練習
する生徒さん方に悪い練習方法でトレーニングを強いると、悪い奏法を身につけ
るために練習している事になります。
毎年、夏に東京、高松、浜松でのオーボエクリニックに講師として招かれ、初心
者を中心に指導を重ねております。コンクール前で集中しなければいけない時期、
生徒さん達が基本にしっかり戻る為の機会を設ける事は大変重要です。またプロ
の演奏家でも一つの演奏会が終了し、次の段階にステップする場合でも、常に基
本に戻る事は忘れません。
きちんとした指導者がいない地方で、オーボエの生徒さん方とご一緒に奮闘され
ている指導者の方でオーボエクリニック開催をご希望の際はどうぞ私にご相談く
ださい。ご一緒に方法を考えてみたいと思います。
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このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発行し
ています。
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発行者:末政圭志
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※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです