バックナンバー:370 2020/01/15


オーボエファンの皆様、音楽ファンの皆様、ドイツファンの皆様、

お元気でお過ごしでしょうか?

 

ダダダ ダーン!!!

ベートーヴェン生誕250周年の年が明けました。

ドイツの芸術テレビ番組3SATでは1月1日にオールベートーヴぇンプログラム

が組まれました。テレビをつけっ放しにして時々見る、音は常に聞こえる状態にし

ていましたが、途中でギブアップ。

https://www.3sat.de/themen/beethoven-102.html

https://www.facebook.com/watch/?t=117&v=2395015930812400

ドイツの詩人ヘルダーリンも同い年です。ドイツリートを聞いているとゲーテやシ

ラー、アイヒェンドルフなどと並び、よくヘルダーリン作詞が出てまいります。

https://www.theeuropean.de/stefan-gross/250-geburtstag-von-friedrich-hoelderlin/

 

 

アドヴェントコンサート、ドレスデン

https://www.zdf.de/kultur/musik-und-theater/adventskonzert-aus-dresden-122.html

シルベスターコンサート、ドレスデン・ゼンパーオーパー

https://www.zdf.de/kultur/musik-und-theater/silvesterkonzert-aus-der-semperoper---land-des-laechelns-100.html

ニューイヤーコンサート、ヴィーンフィル

https://www.zdf.de/kultur/musik-und-theater/neujahrskonzert-der-wiener-philharmoniker-2020-100.html

 

シャモニー・スキー・ガイド

https://www.facebook.com/chamonix.guide/videos/2580786075541572/?t=169

 

ヨーロッパのシルベスター

https://www.facebook.com/dw.euromaxx.de/videos/797563600759973/?t=2

ドイツでは鉛を溶かして水で冷まし、その形が来る年の運を運んでくれるのだそう

です。またドイツでは鮒(ふな)を食べることがよくあるそうです。鮒のうろこを

財布に入れておくと来る年でお金に困らないのだそうです。

イタリアでは赤い下着をつけるそうです。恋が叶うと言われています。

スコットランドでは12月30日に松明を持って行進し、パン、ウィスキーや炭を

プレゼントします。

スペインではシルベスターの12時に葡萄を食べるそうです。市庁舎の鐘の音がす

る度に葡萄を一粒口に入れます。そのために間違えて飲み込んでしまう事故が多発

しました。事故を防ぐ為にマドリッドの市庁舎はこの日は鐘の間隔が長いのだそう

です。

ヨーロッパでは年明けにキスすることが多いということです。

 

2020年に訪れたいヨーロッパの年べすと5

https://www.facebook.com/dw.reise/videos/1507480206066648/?t=117

リレ(フランス)、ザルツブルク(オーストリア)、リイェ()カ(クロアチア)、

ゴールウェイ(アイルランド)、ボン(ドイツ)、ウルビーノ(イタリア)

 

1月14日にサポートが切れると警告を受けていたウィンドウズ7をウィンドウズ

10にアップグレードしました。ウィンドウズ10が出たころに一度勝手にアップ

グレードされたことがあり、その時は気に入らなかったのでウィンドウズ7に戻し

ました。、今回はどうかな?と心配でしたが、割とすんなりアップグレードでき、

以前使用していたソフトも何もしないでも引き継いでくれ、マイクロソフトのОS

が成長を遂げたことが認識できました。でもスタート画面の使い勝手はウィンドウ

ズ7の方が好きです。慣れの問題かもしれませんので、我慢して使っているうちに

自分用にカスタマイズできればと思っております。

https://hackers-high.com/windows/upgrade-windows10-for-free/

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

 

ダマされる日本。武田教授が明かす「温暖化」利権の不都合な真実

https://www.mag2.com/p/news/431162?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000015_mon&utm_campaign=mag_9999_0113&trflg=1

私はメールマガジン368号でEUの温暖化政策は新しい技術産業を支える為の方

便であると書きました。同じ意見の科学者の方がいらっしゃるので、武田教授のご

見解をご紹介いたします。

 

【ドイツ】

1月1日、クレーフェルト動物園の猿の家が花火の為に焼け落ち、30匹以上の

猿が焼け死にました。

https://www.tagesschau.de/multimedia/video/video-640287.html

https://www.tagesschau.de/regional/nordrheinwestfalen/affenhaus-zoo-krefeld-101.html?fbclid=IwAR2je-D63ImlDuiEWDVQmAt9_Z9OaAnE7MaDbSEj2tZ3I_4IQKtATDTbZpE

https://www.spiegel.de/panorama/justiz/krefeld-zoo-affenhaus-abgebrannt-drei-frauen-wohl-verantwortlich-a-1303370.html

原因はシルベスターに使用されたドイツでは禁止されている花火の種類「火の玉」。

犯人は自首していますが、どうして禁止されている種類の花火が売られていたのか

が問題になっています。

 

お正月からアウグスブルクの市電、市バスが無料

https://www.tagesschau.de/multimedia/video/video-640341.html

 

世界でも有名なデュッセルドルフのボート博覧会

https://navigare-yachting.com/de/yachtverkauf/sonderangebote/boot-duesseldorf-2020?gclid=Cj0KCQiAr8bwBRD4ARIsAHa4YyJnZgsfMF_TNDsKE9AXUut9dyxymXAnInpeCTxnJvF4Heqjtwx-ArkaAi1WEALw_wcB

 

冬のドイツ最高峰ツークシュピッツェとガルミッシュ・パルテンキルヘェン

https://www.facebook.com/dw.reise/videos/2636713556407054/?t=39

 

【オーストリア】

やっと政府連合が成立

https://www.tagesschau.de/ausland/oesterreich-koalition-111.html

 

ザルツブルク音楽祭が100周年

https://www.salzburg.info/de/salzburg/salzburger-festspiele?gclid=Cj0KCQiAr8bwBRD4ARIsAHa4YyJpjai2Bdr0P8mZp4mgpcDZ8EjDiZgTwXDU5t1YjrRjyg13CeFcYlcaAsTkEALw_wcB

 

【イギリス】

英王室が危機打開へ緊急会合、ヘンリー王子夫妻の離脱巡り

https://jp.reuters.com/article/britain-royals-idJPKBN1ZB0OQ

英国の皇室も国民の税金を使って生活しています。ヘンリー王子が公務を行わな

いのであれば、当然税金がカットされる可能性が強まります。それに伴い法律の

改正が必要なのだそうです。まさか今まで使った税金の請求書が出されることは

無いと思いますが・・・・・。

コラム:ヘンリー英王子夫妻、「王室離脱」のビジネス感覚

https://jp.reuters.com/article/breakingviews-royal-harry-idJPKBN1Z90EL?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_campaign=Weekday%20Newsletter%20%282020%29%202020-01-13&utm_term=NEW:%20JP%20Daily%20Mail

 

【オーストラリア】

年末からの山火事が拡大し、手がつけられない状況になっています

https://www.tagesschau.de/ausland/buschfeuer-australien-125.html

 

【アメリカ】

コラム:米中第2弾合意、先送りなら世界経済V字回復望めず

https://jp.reuters.com/article/column-kazuhiko-tamaki-idJPKBN1Z90JX?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_campaign=Weekday%20Newsletter%20%282020%29%202020-01-13&utm_term=NEW:%20JP%20Daily%20Mail

トランプ大統領が気にしているのは次の大統領選。そして米中経済戦争の行方が

アメリカの株価を大きく左右します。株価を上げて成果を披露したい大統領です

が、どうなる事でしょう。

 

【リビア】

リビアでのゴールドラッシュ

https://www.tagesschau.de/kommentar/erdogan-libyen-101.html

トルコのエルドアン大統領はリビアに新たに軍隊を送り込み、この地域の戦力を

増強しています。ギリシャもキプロスもそれに参加し対立しています。原因はリ

ビア近海で発見された天然ガス油田。この地域はまだ海域の所有権が確定してい

ません。トルコは発掘船を海軍の護衛の下に送り出しました。どの国も同盟国の

引き入れを行い、軍事力を高めようとしています。ギリシャとキプロスは既にイ

スラエルの協力を得ています。そしてエジプト、イタリア、ヨルダンとのガス提

携が結ばれています。昨年11月にトルコはリビアと協定を結び地下資源確保を

狙っています。一方ヨーロッパ勢もギリシャ・キプロス側に加わる気配を見せて

います。

https://www.tagesschau.de/ausland/gas-abkommen-101.html

海域が決まっているのに、日本の自国海域で外国船に好き放題、採られ放題の状

況と比べると大違いです。

 

【中国】

コラム:中国が新エネ車政策の路線変更、ハイブリッドに追い風

https://jp.reuters.com/article/ev-china-breakingviews-idJPKBN1Z60EU

これは大変なニュースですね。ドイツではフォルクスワーゲン社を筆頭に、スポ

ーツカーのポルシェまで電気自動車に力を注いでいました。それは巨大市場であ

る中国に売り込むためでした。このニュースは、日本車、特にハイブリッド車を

手掛けているトヨタ、ホンダに朗報をもたらしています。そもそも電気自動車を

普及させるには克服しないといけない問題点が山積みでした。給電施設を新しく

全国的に作らなくてはいけないし、給電にかかる時間が長く、例えばドイツのア

ウトバーンの給油所に長蛇の列ができてしまう、と言われています。また電気自

動車の製造には普通のガソリン車とくらべ部品が少なくて済むために、世界的に

41万人の失業者が出るだろうといわれています。

https://www.n-tv.de/mediathek/videos/wirtschaft/Bericht-E-Mobilitaet-gefaehrdet-bis-zu-410-000-Jobs-article21505144.html

電池の性能の問題と共に、電池を作るための地下資源も必要です。それに対して

ハイブリット車は今までの給油所で事が足ります。

 

【台湾】

「一つの中国」原則変わらず、外務省が声明 台湾総統選受け

https://jp.reuters.com/article/taiwan-election-idJPKBN1ZB00B?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_campaign=Weekday%20Newsletter%20%282020%29%202020-01-13&utm_term=NEW:%20JP%20Daily%20Mail

香港で昨年、中国本土の支配を嫌い、大規模なデモ活動を行いました。同じよう

な立場にある台湾での総選挙結果に全世界は注視していました。1月12日の選

挙の結果、台湾を中国から独立したいと願う蔡英文氏が勝利を収め、西側諸国は

安堵しています。台湾は親日であり、日本にとって中国へ対抗するための重要な

戦略的パートナーです。中国国家主席を国賓として招くより、台湾との緊密な外

交を私は優先させて頂きたいですね。

 

【日本】

ゴーン被告はどうやって日本から逃亡したのか 飛び交う諸説

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-50969818

ゴーン被告、日本の司法から逃げるべきではなかった−仏経済副大臣

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-02/Q3H7TQDWRGH901

日本の司法、検察、出入国管理局の隙をついての世界的な逃亡劇。これからその

手法が明らかにされるとは思いますが、恥をかかされた日本側が、今後ゴーン氏

に対して、どのように対処するのか、日本の司法国家のあり方、外交能力が問わ

れます。

インターポールからゴーン被告に指名手配が出されました

https://www.tagesschau.de/ausland/ghosn-libanon-japan-105.html

日本とリバノンとは犯罪者の引渡し協定が無い為に、インターポールからの国際

的な指名手配の手続きが取られました。リバノン側はゴーン被告は合法的に所持

していたパスポートで入国しているので、日本に身柄を引き渡さない、と言って

いるようです。

 

誰がゴーン被告が逃げたことで得をするか?

https://www.tagesschau.de/ausland/ghosn-libanon-japan-107.html

国内の政府関係者に逃亡の協力者がいた可能性があるとの推測です。また日本の

検察が黒と確定させる為に、長く容疑者を拘留し続け、自白を強要するシステム

に疑問符がうたれるだろう、と日本の司法システムの影を明示しています。

 

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■ 緊迫している中東情勢

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クリスマスからお正月にかけて中東が騒がしくなっています。第3次世界大戦、

なんて単語も報道で出てくるくらいです。騒がしいのはアメリカとイランですが、

陰になっているのはリビアとシリア。こちらはロシアの援助を受けているリビア

軍がシリアのISの砦を攻撃し、3万人の難民がトルコへ向かっています。1月

13日から一応休戦協定が結ばれています。

 

 

アメリカ軍は年末からイラン国内のテロ組織の拠点を爆撃し、イラン住民は大晦

日から正月にかけてイランにあるアメリカ大使館に抗議デモを繰り広げていまし

た。それに対してアメリカ軍は兵力を増強。1月3日にはさらに攻撃を仕掛け、

イランの将軍ソレイマニを襲撃し殺害しました。

 

ただソレマイニ将軍はイラクでのIS国攻撃に際し、アメリカ軍と共同作戦を展

開していました。そしてイランの発言力を増し、アメリカの政治にも影響を与え

ていました。ソレマイニ将軍はいろいろな宗派が対立している状況を一緒にさせ

る求心力を持って人物だったようです。そしてイラン外交のキーマンとして、イ

ラク、シリア、イエメンなどの中東地域の政治の建築家の役割を果たしていまし

た。

 

それに対しアメリカのトランプ大統領はソレイマニ将軍をテロリストナンバー1

と見ており、彼の指示によりテロ組織により多数のアメリカ兵を殺害され、また

自爆テロにより住民が犠牲になっており、彼を殺害することで、これから何百人

という人が救われる、と声明を出しています。

 

現在アメリカとイランが戦争に突入するのを仲裁できそうな国はソ連か中国くら

い。ヨーロッパは軍事的には弱過ぎです。しかし、イランがこのまま何もせずに

弱体振りをさらす事は考えられず、何らかの報復措置が起きて当然、と書いてい

るのはドイツのニュース報道「ターゲス・シャウ」です。

 

影の男の死とその後

https://www.tagesschau.de/ausland/soleimani-faq-101.html

https://www.bbc.com/japanese/50990788

イラン革命防衛隊の司令官、米軍の空爆で死亡 バグダッド到着後

https://www.bbc.com/japanese/50980333

イラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のトップ、カセム・ソレイマニ司令

官が3日、イラク・バグダッドで米軍の空爆によって死亡した。米国防総省は、

「大統領の指示」によって司令官を殺害したと認めた。ソレイマニ司令官は、イ

ラン国内できわめて重要で人気の高い、英雄視される存在だった。

 

イランの反応は

イランのザリフ外相は、「ソレイマニ将軍を標的にして暗殺したアメリカの行為

は国際テロだ。将軍はダエシュ(イスラム国)やアル・ヌスラやアルカイダとの

戦いでもっとも成果を挙げている存在だったのに。アメリカの行為はきわめて危

険で愚かなエスカレーションだ。このならず者的な無謀な冒険主義による今後の

展開について、全責任を負うのはアメリカだ」とツイートした。

革命防衛隊のモフセン・レザーイ元司令官は、イランは「アメリカに精力的に復

讐する」と述べた。

イラン政府の報道官は、政府の治安担当者は「犯罪的な攻撃」を協議するため緊

急会合を開くと明らかにした。

一方ドイツ軍はイラク軍の指導を打ち切り、自衛を強化しています

https://www.tagesschau.de/multimedia/video/video-641471.html

 

イランがアメリカへの報復としてイラクに駐在しているアメリカ軍基地をミサイ

ルで攻撃しました。その日ウクライナの旅客機が墜落。イラクが誤ってミサイル

で打ち落としてしまった事を自白しました。その行為に対し世界中から非難声明

が出ていますが、イラン国内でも政府に対して抗議デモが行われています。

旅客機撃墜を認めたイラン、国内で抗議デモ トランプ氏が支持

https://jp.reuters.com/article/iran-crash-idJPKBN1ZB01V?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_campaign=Weekday%20Newsletter%20%282020%29%202020-01-13&utm_term=NEW:%20JP%20Daily%20Mail

 

そもそも戦争は時の指導者による人災です。政治家としては「どうなんだろう?」

と思ってしまいます。トランプ大統領の公約は「中東からアメリカ軍を撤退させ

る。」でした。ですからトランプ大統領のイラン攻撃が裏目に出れば、軍の撤退

どころか増強になってしまいます。今年の11月に大統領選挙を控えているトラ

ンプ大統領にとっては「あってはならない事態」なはずです。ですから私は、ア

メリカとイランの関係がエスカレートし、戦闘状態になる、という事は無い、と

思っております。

 

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■ 日本とドイツの違い (その6 ) 司法から見た人権

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ゴーン氏がまた露呈させた日本の弱点 

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/010601001/?n_cid=nbpnb_mled_mpu

 

仮釈放中のゴーン氏が年末に日本をまんまと脱出した事件で、特に日本で話題に

なっています。脱出に気がつかなかった日本の検察庁もお粗末です。しかしゴー

ン氏本人が声明を出したように、「(日本の司法制度は)差別がまん延し、人権

が侵害され、国際法や条約が全くもって軽んじられていた。私は裁判から逃げた

のではなく、不公平さと政治的迫害から逃れた」という言葉はドイツから時々国

内裁判のニュースを見ていて同じように思うことがあります。

 

日本の検察が起訴に持ち込んだ時、有罪はまず確定したも同然。裁判前から容疑

者は容疑者として扱われるのではなく、既に犯人として扱われます。そういう意

味ではメディアも同じで、裁判が確定していないのに実名を出し、容疑者の家族

を巻き添えにして、ある事無い事を書きたてます。これはあきらかに人権侵害に

あたります。もし容疑者が犯人でなかったらマスコミはどのように責任を取るの

か、私はひやひやしながら記事を読むことがしばしばございます。表現の自由は

法の下に守られています。しかし、だからと言って人権が無視されて良いはずは

ありません。自由主義が義務と責任の下に成り立っている事を忘れてはいけない

と思います。更に私はこういう書きたい放題のマスコミに責任を取らせない司法

制度にも問題ありと考えます。

 

木谷明弁護士は元裁判官でしたが、裁判官時代から、日本の検察の起訴する事件

で、本当に犯人が有罪なのかどうか疑いを持って審判を下していらっしゃいまし

た。検察が好まぬ裁判官として有名な存在でした。現在は冤罪を主に受け持つ弁

護士に転職されていらっしゃいます。日本の司法制度の中にあって異色の存在で

す。

 

ドイツで例えば凶悪犯が容疑者として捕まったとします。メディアはめったな事

では家族の事を報道することはありません。それどころか検察と司法は、家族の

姓を変えさせ他の居住地に転居させます。 

 

ゴーン氏の日本脱出劇が、日本の検察、司法、報道の在り方の再考につながる事

を私が望みたいです。

 

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■ オリジナル、モーツァルト・クーゲル(ザルツブルク)

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最近、知り合いでザルツブルクを訪れる方が多いので、以前にご紹介したザルツ

ブルクで見逃せないお店を2つ、もう一回ご紹介致します。

http://www.original-mozartkugel.com/index.php

1905年にパリで開かれたお菓子コンテストでゴールドメダルを獲得したザル

ツブルクのケーキ屋さんのお菓子。世界中に出回っている赤い銀紙に包まれたモ

ーツァルト・クーゲルはそれとは別物です。

 

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■ ボスナ「ボスニア風ホットドック」(ザルツブルク)

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旧ユーゴスラビアが分裂してスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツィゴビ

ナ、セルビア、モンテネグロ、コソボ、マケドニアに分裂したのが1990年。

この地方をバルカン諸国と云います。ボスニア人が南ドイツへ旅するルートにザ

ルツブルク、アウグスブルクという街を昔から通ります。両都市ともモーツアル

トにゆかりの深い場所ですね。

 

今日はザルツブルクとアウグスブルクにしか存在しない?と云われている簡単に

食べられる「ボスニア風ホットドック」をご紹介致します。

 

ザルツブルクにはこのBosnaの看板はよく見かけることができますが、美味しい所

は、ここBalkan-Grillです。Seit 1950 と書いてあるます。1950年より開業

という意味ですが、ソースが4州類くらい存在し、好みの味のホットドックをご

賞味頂けます。

http://magazin.salzburgerland.com/essen-trinken/das-weltberuhmte-bosna-eine-erfindung-aus-salzburg/

 

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■ インターネットから

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C.M.Loeffler: Two Rhapsodies for Oboe, Viola and Piano 高橋鐘汰君

https://www.facebook.com/shota.takahashi.12914/videos/2421334591475420/?t=62

 

Concerto n. 1

Francesco Di Rosa(ソロオーボエ、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団)

https://www.youtube.com/watch?v=Ul5KAhVFEHM&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1gcHRe19LemDfPBwpxZRF2y62D5AnmwLZX0XMDXWFP6Ui7uMPPdWhiM3M

 

Sibelius: Symphony No.2 conducted by Paavo Jarvi

NHK Symphony Orchestra

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/3004599/?fbclid=IwAR3ac4q2pfoUF8Z1wPYuGnW-raFhv0Oys5v4kVuTXs8ABiws8BbG82zxUjE

 

Longing for Paradise Albrecht Mayer

https://www.facebook.com/albrechtmayer/videos/346565422700599/?t=19

 

ハイドン作曲オラトリオ「天地創造」バーンスタイン指揮、バイエルン放送交響楽団

ソロ・オーボエはマンフレード・クレメント

https://www.youtube.com/watch?v=lnGlhPJ3aIM&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1l3pIvoXteXXC1PjRBxPzlNizDN8qFINL8j5y5Goj2Ln-W5Tf77zaXdds

 

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■ オーボエ演奏のコツ テクニック安定の秘密(その7)左手親指

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早いパッセージや、指の上げ下げが多い2つの音どうしの連結が難しい場合の対

処の仕方が今回のテーマです。

 

早いパッセージで指を素早く動かさなければならない場合、例えばモーツァルト

のオーボエ四重奏の第3楽章の16分音符が並んでいる部分とか、ブリテンの「

6つのメタモルフォーゼ」の「バッカス」とか、・・・。

 

レッスンを行っていると、時々左手親指の使い方が悪い生徒さんを見かけます。

彼が左手の親指を使う時の運動は、楽器からまず親指を離します。それからオク

ターブキーの上へ空中で移動させ、キーを押します。

 

最初の段階で親指の定位置が空中にあると、楽器が不安定になりやすく、楽器が

揺れるとアンボシャーに狂いが生じ、音が不安定になります。

 

私の場合、左手親指は楽器本体に添えております。そして親指を使うときは、一

旦上に上げてポジション移動をするのではなく、直接本体に添えてある親指を上

へスライドさせます。キーを下ろす時は、そのまま親指を下部へスライドさせま

す。キーがパチンと跳ね上がる感じです。一回一回親指を上げるのは指が遠周り

ですね。私がこの運動を行えるポイントは、オクターブの高さ調整にあります。

あまりキーが本体から離れていると、親指をクッと上へスライドした時に親指が

キーにぶつかり、キーを押すことができません。

 

どうぞご参考にしてみてください。

 

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応援・激励・ご希望・ご感想・ご意見、ご質問メールは

contact[アットマーク]oboeinfo.de

 

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<日本で楽譜が手に入らない時>

 

オーボエの楽譜の出版はほとんどが輸入版です。そしてピアノやヴァイオリン、

声楽などに比べると売れる版数が少ないので、そもそもオーボエの楽譜を取り

扱ってくれる楽譜屋は非常に少ないのが現状です。ドイツやオーストリアに来

られた時にオーボエ関係の楽譜を沢山買えた、というご経験がある方がいらっ

しゃると思います。ベルリン、ミュンヘン、ケルン、ヴィーンなどの大きな都

市の楽器店には日本の楽譜屋よりはるかに多い楽譜が揃っています。そして何

と私の住んでいるブレーマーハーフェンにはダブルリードの楽譜の専門店があ

るのです。普通の楽器屋にある楽譜コーナーとは違い、ダブルリードのソロか

らアンサンブルまで出版されている楽譜の事ならほぼ全て分かります。日本で

楽譜が手に入らずにお困りの方、ご相談に応じます。

 

 

<全国のブラスバンドの指導者の方々へ>

 

オーボエという楽器は難しい楽器ではありません。初心者にいろいろな楽器を

同時に与えると、金管楽器は「プスー」と音にならず、フルートは「ヒュー」

と空を切る音ばかりで目眩がする。そんな中、オーボエは早くも音を出す事が

でき、すぐに音階も演奏できる楽器です。とっつきやすいのですがきちんとし

た指導者がいない場合は上達が難しいのは事実です。1日3時間、休日は6時

間以上練習する生徒さん方に悪い練習方法でトレーニングを強いると、悪い奏

法を身につけるために練習している事になります。

 

毎年、夏に東京、高松、浜松でのオーボエクリニックに講師として招かれ、初

心者を中心に指導を重ねております。コンクール前で集中しなければいけない

時期、生徒さん達が基本にしっかり戻る為の機会を設ける事は大変重要です。

またプロの演奏家でも一つの演奏会が終了し、次の段階にステップする場合で

も、常に基本に戻る事は忘れません。

 

きちんとした指導者がいない地方で、オーボエの生徒さん方とご一緒に奮闘さ

れている指導者の方でオーボエクリニック開催をご希望の際はどうぞ私にご相

談ください。ご一緒に方法を考えてみたいと思います。

 

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このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して

発行しています。

配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000120874.htm

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発行者:末政圭志

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