バックナンバー:95 2006/2/16


読者の皆様、

 

お元気でお過ごしでしょうか?

先回のメールマガジンでは東ヨーロッパの大寒波でしたが、今、南ドイツでは

大雪に見舞われ、屋根の雪下ろし作業を急ピッチに進めています。金曜日に雨

が大量に降る可能性があり、屋根に雪が何メートルも積もっていると、そこへ

水分の重みが加わり建物が押しつぶされるそうです。また、雨と雪解け水の影

響での洪水にも警戒し、下水へ水がうまく流れ込むように排水溝、マンホール

の雪をどける作業を、土地の人だけでなく、軍隊も出動して日夜行われており

ます。ニュースのアナウンサーが、オリンピックに雪かき競技があれば・・・・、

と冗談を言っていましたが、その土地の方々は大変だろうと思います。

 

その冬季オリンピックですが、時々チラっとテレビで見ています。アイススケ

ートのペアでロシアチームが素晴らしい滑りを見せた後、中国人のカップルが

そのペアに勝つために危険を冒し4回転の放り投げ(日本語で何と表現するの

か・・・、すみません)に挑戦。カモシカのようなすらっとしたおみ脚の女性

が大転倒。ひざを氷に相当強くぶつけていて、普通ならそこで棄権、という状

況でした。規定では、傷の状況を見て、何分後かには続けて良い事になってい

るらしく、チームのドクターが駆けつけひざの状況を見ていました。実況のド

イツ人アナウンサーは「続けるのは危険、将来を棒に振りかねない」と言うく

らいの状況でしたが、彼女は続行。結果は銀メダル。ご覧になった方、感激し

たと思います。

 

男は度胸、女は根性? の世界でした。

 

 

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■ ムハンマド戯画問題

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デンマークの新聞でムハンマドがテロの姿をして描かれ、ヨーロッパ各地の新

聞や雑誌が同調し、別の風刺画を掲載。ムハンマドはイスラム教の預言者で、

冒涜されたイスラム教徒は各地でヨーロッパ関係の大使館や施設をを襲撃し死

亡者を出す事態に陥っている。問題の新聞記者、新聞社は言論と表現の自由を

主張し謝罪の意志を示していないために、イスラム教徒達が腹を立てているも

の。イランの核の問題が国際問題となっている中で、ヨーロッパのこのような

マスコミの動きは無神経、と言えます。歯には歯を、目には目を、の教えのイ

スラム教ですから、このような動きは当然出てくることと新聞社は予想できる

はずです。もし、故意にこのようなイスラムが悪とする様な社会風潮を作り出

し、世界からイスラムを孤立させようとしているのなら、大きな問題だと私は

考えます。イラクに対し難癖をつけ、結局うその口実で戦争を起こした悪のア

メリカと、それに追随するヨーロッパ政権と報道関係に、ここらで日本から気

骨のある政治家が何か物申しても良さそうな気がするのですが・・・・。

 

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■ 豆まき     

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小さいお子様をお持ちの方はきっと2月3日に節分の豆まきを行われたことと

思います。

 

ドイツに住んでいると日本の慣習がだんだんと薄れてきてしまいます。日本の

祭日も関係ない生活をしておりますので仕方が無いのですが、ドイツ生まれの

子供たちにとっては知らないままになってしまいます。

 

ドイツの大きな都市には現地の学校に通っている日本人の子供達に日本語を教

える学校、日本語補習授業校があります。私の娘達はブレーメンの日本語補習

授業校にずいぶんお世話になっております。この学校では日本語教育の他に、

日本の行事を取り入れて、少しでも日本の文化に接することができるよう文部

科学省からの補助金を受けながら続けられております。

 

1月の最初の授業は書初めに始まり、2月には節分の豆まきが行われました。

 

ここまでは別に普通なのですが、50年以上私が知らないままでいた事実が発

覚しました。

 

豆まき、の豆ですが、今までは大豆、とばかり思っていたのですが、北海道

は落花生を使うそうです。皮のついた落花生を鬼にぶつけ、それを拾って皮を

むいて食べる、そうです。

 

ついでにお赤飯の話がでました。北海道のお赤飯は甘納豆を入れるそうです。

 

スキーの板には「乗る」手袋は「履く」だそうです。

 

御主人がたらふく飲んだ後の空き瓶を奥さんが「投げるよ〜」と言ったら、ご

主人は驚いて逃げるかと思ったら、北海道で「投げる」は「捨てる」の意味だ

そうです。

 

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■ ドイツで鳥インフルエンザ発生

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ドイツの有名な避暑地でリュッゲンという島があります。14日に白鳥が死ん

でいるのが発見され検査したところ鳥インフルエンザの菌を持っていたことが

確認されました。

 

トリノでの冬季オリンピックが開始されてすぐにイタリアでも鳥インフルエン

ザが確認されています。

 

徐徐にではありますが、ヨーロッパにも確実に鳥インフルエンザが入ってきて

います。テレビでは、死んだ鳥を発見した場合、すぐに警察に場所を報告して

ください、と呼びかけていました。また鳥には触れないこと、だそうです。

 

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■ イラクでドイツ人誘拐事件

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イラクでドイツ人2人を人質にしている犯人から、イラクにあるドイツの公館

を撤去し国交を閉じるように、さもなければ2人を殺す、と要求がでています。

去年、やはりドイツ人の考古学者オストホーフが誘拐されました。この時の誘

拐犯人は身代金目当てで、ドイツ政府がお金を支払って救出しました。今回の

誘拐犯は政治グループで身代金を要求していません。現在ドイツ政府は犯人と

の接触を急いでいる模様。以前、フランス人女性ジャーナリストが同じように

誘拐され、無事戻されている前例もあるので、今回も関係者は2人の技師が無

事帰ってくることを期待しています。

 

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■ 25歳のチェリスト、ヨハネス・モーザー

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今年はショスタコービッチ生誕100周年だそうです。

 

歌劇場管弦楽団の年間のシンフォニーコンサートは8回ありますが、2月13

日、14日、15日と3日間に渡り第4回目のオーケストラコンサートがあり

ました。曲目はショスタコービッチのチェロ協奏曲第1番とブラームスの交響

曲第1番。

 

ソリストは25歳のドイツ人、ヨハネス・モーザーという格好の良い青年!

1メートル90センチくらいの長身で楽器が大変小さく見えます。指も大変長

くピアノを弾かせたら10度は軽々とつかめそうな手です。父親がバイエルン

放送交響楽団のチェリストだそうで、環境も素晴らしかったのでしょう。5年

位前にチャイコフスキーコンクールに入賞。先生はベルリンの教授ゲリンガー

ス。ゲリンガースはロシア人でチャイコフスキーコンクール審査員。ロシアか

ら外国へ流出した逸材の1人です。3年くらい前だったと思いますが、ハンブ

ルクで、このゲリンガースの教え子の国際コンクール入賞者を集めてボッケリ

ーニのチェロ協奏曲を演奏する、という演奏会を聴きに行ったことがあります。

6名くらいいたと思いますが、ベルリン音楽大学のこの先生のクラスの質の高

さに驚かされました。全員が学生でソリスト! その時にモーザーもいたので、

彼の演奏を聴くのは今回で2回目です。

 

ショスタコービッチのチェロ協奏曲は大変難しい曲です。ロストロポービッチ

の為に書かれた曲だそうですが、この難曲を完璧なテクニックと素晴らしい音

色で、迫力のある見事な演奏を聞かせてくれました。

 

いつか、日本に彼が行くことがあると思います。この若きチェロ奏者、モーザ

ー君のお名前を覚えていて損はありません。素晴らしい演奏を聞かせてくれま

すよ!

 

ブラームスの第1番の交響曲はオーボエを演奏される方なら吹いても聞いても

嬉しい曲です。トロンボーンは全部で50個くらいしか音符がないのに対し、

ソロ・オーボエには大きなソロが待ち構えています。くたびれましたが無事大

役を果たすことができました。「相棒からも、よくリードがもったなあ、俺の

リードだったら後半で開きがつぶれてとても吹ききれなかったよ。」と賛辞な

のか何なのか分からないお言葉を頂戴いたしました。確かに古いリードでは3

回のブラームスの本番は大変かもしれませんね。

 

 

 

読者の皆様、

 

日本でも寒波が到来しているということですがお元気でお過ごしでしょうか?

ヨーロッパではシベリアからの高気圧の影響で、特に東ドイツ側が大変な寒波

に見舞われました。

 

1956年1月27日にザルツブルクでモーツアルトが生まれました。このメ

ールマガジンでも何度か書きましたし、音楽ファンの皆様は既に今年がモーツ

アルト生誕250周年であることは御存知ですね。その他に今年はハインリッ

ヒ・ハイネ没後150周年です。

 

トリノ冬季オリンピックは2月10日から26日。今年の冬のイタリアはワー

ルド・カップがありオリンピックがありで賑わっています。

 

 

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■ 東欧、大寒波

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モスクワでは1月中旬からマイナス30度の厳しい寒さが続き、暖房が止まっ

ている建物が多いそうです。ガスこん炉を使いレンガを暖めて部屋に積んだり

電気ストーブを使用する家庭が多く、ガス、電気の消費量が急激に増加し、供

給が限界に達しています。北欧も同じように寒く、この東からの高気圧が西に

流れ、ドイツも寒くなる、とのことです。特にエルベ川を境に東側は日中最高

気温がマイナス20度くらいになる可能性があるので準備をするようにとの天

気予報が1月21日に流れていました。

http://www.n-tv.de/626362.html

 

気分だけ燃え上がりたい方の為に、今年のミス・ジャーマニーを御紹介します。

ダニエラ・ドームローゼ23歳、ブロンド、身長1メートル81センチの法学

部学生。ミス・バイエルン。

http://www.n-tv.de/625097.html

http://focus.msn.de/hps/fol/newsausgabe/newsausgabe.htm?id=23836

 

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■ ポーランドでメッセ会場の屋根が落ちる       

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1月28日、ポーランドのカトヴィッツでインターナショナル・鳩・メッセ会

場の屋根が落ち、死亡者60名(1月29日現在)を出しました。随分前の事

になりますが、モスクワでは公共の室内プールの屋根がやはり落下し多くの死

亡者を出しました。この時点でドイツ政府、建築建築関係者はドイツでは在り

得ないこと、と発表していましたが、今年1月2日に南ドイツでもバード・ラ

イヒェンハレにある室内スケートリンクの建物の屋根が、雪の重みでつぶれる

という惨事が起きています。今回のメッセ会場は軽金属で骨組みを作っている

1万平米の箱型の建物で、築後10年も経っていない新しい建物です。雪の重

みといっても40センチほどで、その重さに対応できない設計ではないはずら

しいのですが、どこかに欠陥があり、水漏れがして、このところ続いている寒

さでその水が凍り、決定的な構造上の問題が出た可能性が高い、ということで

す。救助現場の温度はマイナス17度。温風器を使って、つぶれた屋根の下に

温風を流し込んで、生存者がいれば凍えないように対処していますが・・・・。

 

ドイツではこのような公共の大きな建物に対して建てた時に検査項目をパスし

ているかどうかの審査だけで、定期検査規定はありません。バード・ライヘン

ハレのスケートリンクでは、屋根が落ちる前に、地元のアイスホッケーチーム

の練習が危険という事で練習を中止していましたが、一般には公開されていま

した。これからのこうした公共の大きな建物の定期検査に関して、ドイツでは

討論されそうです。

 

我が家には暖房用とお湯の為のボイラーは灯油を使用しています。6000リ

ットルの灯油のタンクは地下にあります。このタンク室ですが、ポリエステル

製のタンクが壊れた場合6000リットルの灯油が外に流れ出ないように、桶

状に設計されることが義務づけられています。そしてその桶の内側は3重に、

油では解けない塗装を施さなければいけません。そして、このタンク室は5年

に一回定期検査があります。更に、灯油が地面に流れ出た場合はそれを処理し

なければいけません。そうなると、家を潰して灯油が流れ出た地面を浄化する

という大変な作業になります。灯油を使用している家は、その為に保険を掛け

ることになります。

 

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■ ロンドン、テムズ、くじらコネクション

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1月20日にロンドン警察にテムズ川に鯨が泳いでいるとの通報があったそう

です。はじめ、いたずらだと思っていた警察も、何通もの電話に対応。チェル

シーで鯨を発見。私がテレビを見ていたのは21日に5〜6メートルある鯨を

海へ戻す作業の時でした。イギリスからの実況中継で午後6時20分、ビック

ベンの前を鯨を乗せた船が通過。ドイツのニュース番組だけを扱っている放送

局N−TVでは他のニュースを流している間も、カメラからの映像を画面の左

側に残し、実況中継を続けていました。イギリスではどのテレビ局も20日か

ら2日間このライフ画像を送り届けていたそうです。ロンドンはテムズ川河口

60キロの位置にあり、ここまで鯨が入ってきたのは1913年以来の事とと

か。丁度21日は土曜日で、テムズを旋回していた鯨が引き潮で浅瀬に乗り上

げ、救助隊が出動して活動している所を公園から見ることができるので、天気

も良かったので沢山のロンドンっ子たちが見物に行ったらしいです。空気を入

れて膨らませる黄色いゴムボートの上に鯨を乗せ、2隻のタグボートでしばら

く下降し、ビックベンの手前で大型の船にクレーンで吊り上げ乗せていました。

鯨の様子をご覧になりたい方は下のホームページへどうぞ!結構面白いですよ。

http://www.n-tv.de/625460.html

 

テムズ川の水質も上がっているようで、鯨も元気との事です。ただ、テムズ川

の河口でもう1っ匹の小さな鯨を見たという通報があり、母子である可能性が

高く、この移動中の鯨を普通だったら沖へ連れて行き放すところを、あまり沖

まで出ないうちに放し、親子を合流させようとの計画だそうです。

 

ドイツでもライン川に40年前に鯨が迷い込んだことがあり、その時も無事海

に戻すことができたそうでう。当時の水質は今日よりも良かったそうで、鯨も

元気に泳ぐことができたそうです。

 

鯨は蝙蝠と同じく、声を発し、その超音波が戻ってくるのを体感し位置や障害

物を確認します。沿岸に鯨が近づくと、雑音が多くなり、その機能が邪魔され

霧の中を車で走るような状況に追いこまれ、川を登ってしまうことがあるそう

です。

 

(後述)この日、20時頃、皆さんの御尽力もむなしく、残念なことに鯨は力

尽きました。

 

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■ 無料の口座、月々プラス1ユーロ

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ドイツのオンライン銀行コム・ディレクトの口座では月に1ユーロもらえます。

http://coma.comdirect.de/cms/direct/cori0368_kfs_banking.cml

(ここでGirokontoをご覧ください)

 

数年前までは、銀行口座は手数料が掛かるものでした。ここ2,3年で収入が

ある人、収入が無くても学生には手数料無料という口座が出てきました。今度

は口座を持てば月々1ユーロいただける、という口座が登場。それどころか、

ドイッチェ・ブンデスバーンのバーンカード25も付いてきます。

http://coma.comdirect.de/cms/direct/cori1495_ms16_start.cml?tloc=cori0928-03-

 

delta&tname=1703_delta_studentengiro_herbst&ad=200512480000000TE900490000000&

(多分、切れていると思われますので、ペースト・コピーでご覧ください。ド

イツ語です。)

 

コム・ディレクト銀行はコメルツ銀行のオンラインバンクでコメルツ銀行はド

イツの1部上々企業している立派な大手銀行です。コム・ディレクト銀行はや

はりドイツのTechDaxという新興市場に上場されている会社ですから、

会社としては信頼がおけ、今までもオンライン銀行として人気はありました。

コメルツ銀行と同じ機械でキャッシュカードが使えます。

 

う〜ん、どうしようかな?

 

1年でプラス12ユーロ。10年で120ユーロ。

 

口座を一度に10くらい開いてしまうっていうのは・・・・。

 

どこかの銀行、プラス10ユーロというのを始めてくれないかな・・・・・。

 

 

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■ 元ドイツ大統領ヨハネス・ラオ死去

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SPD党所属の政治家、元ノルトラインヴェストファーレン州知事、元ドイツ

大統領が1月27日死去。イスラエルのユダヤ人の友として戦後の政治を推し

進めていた。1月27日はホロコースト(ユダヤ人虐殺)の反省の日でドイツ

では半旗を掲げていましたが、28日、29日もラオ元大統領をしのんで半旗

を掲げました。

 

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■ ドイツの不動産投資 

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日本では不動産価値がまた上昇し始め、景気の基礎が固まってきているようで

す。それに反してドイツでは不動産価値がなかなか上昇しません。日本だけで

なく世界的な不動産価値の上昇で投信とか、ライツ(Reits)とかの投資方法で

何億も持っていなくても、借金をしなくても不動産に投資が可能で、実際利益

をあげている商品も多いのです。それに反して去年からドイツでは3つの不動

産関係の投信が閉鎖されました。アメリカでは今まで不動産の価値が上昇し続

けていますが、公定歩合の引き上げがほぼ最終段階まで上がっている様子で、

安い利子でお金を借りて不動産に投資する環境が崩れつつあり、2007年に

は暴落もあり得る、と警告を発している有名な投資家ソロスがいます。不動産

価格が暴落すると、日本でバブルがはじけた時と同じような現象が起こりえま

す。当時日本では、銀行が発行するクレジットへの担保の多くを不動産で取っ

ていました。価値が上がり続ける、或いは下がらなければ問題は無いのですが、

暴落すると担保が一気に不良債権となる危険が膨らみます。優良な不動産でも

その様に不良とみなされ、銀行はクレジットを回収し始めます。銀行はクレジ

ットを回収するくらいですから新規のクレジットなどは考えられません。その

悪循環がアメリカでも起こりえる、ということです。そうすると株価の暴落に

繋がり経済は低迷します。ライブドア事件はありましたが、現在の株価の活況

とは雲泥の差が起こる可能性があると言うことで、株式投資にも注意が必要だ

そうです。

 

ところで、ドイツ株式の代表的な指数にDAXというのがあり、そこへ上場さ

れているのは一流企業です。その中に最近になって不動産会社が仲間入り。会

社の名前をHYPO REAL ESTATE HOLDING AG(ヒポ・レアル・エスターテ)と言い

ます。不動産関係では唯一、しっかりとした投資先のようです。1年間でほぼ

80パーセントの株価が上がっています。こうみると、他人のお金を扱う投信

は信用ができず、利益を追求する会社の方が一生懸命、ということでしょうか?

会社のホームページは

http://www.hyporealestate.com/

株価は

http://aktien.onvista.de/snapshot.html?ID_OSI=8821233

 

 

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■ 質問コーナー(糸を巻く時、根元の数ミリ残すかどうか)

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読者の方からの御質問です。御質問内容は次の通りです。私なりに考えたこと

を御回答申し上げます。この文章をお読みになって御意見のある方、疑問に思

われる方、どうぞメールを頂きますようお願い申し上げます。

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

リード作りのことでお聞きしたいのですが、糸を巻くときにコルクの端まで巻

くのと根元の数ミリ残して巻きを止めるの(Untchの写真でそうなっています)

では音などに違いがあるのでしょうか?

私は根元まで巻いてしまうのですが、北ドイツ響のob奏者は皆さん根元を残し

て巻いておられるようでした。ハイビジョンの放送だとその辺までよくわかる

のです。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

音にはどちらでもかまわないと思います。しっかり、チューブにケーンが固定

されてさえいれば問題ありません。ただ、糸が緩んだりした場合に、長く巻い

てあると、救われる場合があります。私の場合は2回糸を固定するようにして

います。下の結びが外れてももう一つの結び目で留まっています。

 

糸の固定の仕方なのですが、私の最初のオーボエの師匠であった梅原先生は結

び始めた糸の端と最後の糸の端を結んでおられました。私は、ほとんどのドイ

ツ人がやっているように、最後の2周をゆるめにしてその下に端を通して戻し

て締め付ける方法です。締め付け方によっては、結局、チューブの端から上に

ずれ上がってくることがあります。

 

結論はどちらでも良い、と言うことです。

 

尚、読者の方の書かれたウンチュの写真に関しては私のホームページをご覧く

ださい。

http://home.tiscali.de/oboeninfo/jprohrbau.htm

 

私のホームページですが、文字化けになります。右クリックしていただき、エ

ンコードから日本語を選択していただければ読めるのですが、どなたかこうな

る原因と解決法を御存知の方、教えていただけますか?

 


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