バックナンバー:163訂正版 2009/6/2


読者の皆様、

 

 

リンクにフレームがかかっており、日にちが変わると内容が変わっておりまし

た。バラの騎士のバーデンバーデン音楽祭のキャスティングをご覧になりたい

方の為にあらためて「バラの騎士 バーデンバーデン音楽祭」の部分の訂正版

をお送りいたします。

 

末政圭志

 

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■ バラの騎士 バーデンバーデン音楽祭   

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30日に3Satで放送されたバーデンバーデン音楽祭の「バラの騎士」を鑑

賞してました。R.シュトラウスのオペラの中でも大傑作、そして私の一番好

きなオペラです。指揮はクリスチャン・ティーレマン、オーケストラはミュン

ヘン・フィルハーモニー交響楽団でした。

http://www.3sat.de/programm_titel.php3?url=http://pressetreff2.3sat.de/pd/Sendung.asp?ID=%27C3594120DE19F021%27

 

バーデンバーデン音楽祭↓

http://www.festspielhaus.de/

 

主役にテノールがいない、配役的には珍しいオペラかもしれません。「バラの

騎士」とタイトルがつくくらいですから、主役はオクタビアンというメゾ・ソ

プラノが演じる青年将校です。そして相手役のお嬢様、ゾフィーはソプラノが

演じます。

 

オペラの内容は若い将校で伯爵夫人の浮気のお相手をしていたオクタビアンが

中年のオックス男爵が選んだ花嫁に求婚する銀のバラを持ってゾフィーに手渡

す使者となります。バラを渡すシーンではオーボエの美しいソロがあります。

若い二人はお互いに一目ぼれ、恋に落ち、オックス男爵へ一計を計り、伯爵夫

人の計らいでオクタビアンとゾフィーが結ばれる、という筋書きです。

 

ところが今回の公演の焦点はソプラノの演じる伯爵夫人でした。容姿端麗、演

技力、歌唱力がすばらしく、歌劇の内容が、中年の伯爵夫人が火遊び相手の若

い将校オクタビアンに対する心の動き、配慮、葛藤がにじみ出ており、主役を

かっさらっていきました。

 

今までの録音で、カラヤンの指揮する「バラの騎士」の伯爵夫人でソプラノ歌

手シュヴァルツコップフが気品の高い事で定評がありました。残念ながら画像

を見たことがありませんが、聞いた限りでは今回のソプラノ歌手レネ・フレミ

ングがその上をいっているかもしれません。彼女の独唱会が11月7日にバー

デンバーデンであります。興味はあるけれど、ドイツの南の端っこでは北ドイ

ツから出かけていくのはちょっと遠すぎます。でも、いつか生で聞いてみたい

歌手です。

http://www.festspielhaus.de/spiel/veranstaltung/renee-fleming-07-11-2009-1736/?L=

 

 

 

実は、このバーデンバーデンの音楽祭の出し物で、本日6月1日、ウェーバー

の「魔弾の射手」が放映されます。

http://www.arte.tv/freischuetz

私が以前「インターネットでドイツのテレビを見る方法」としてご紹介いたし

ましたプログラムで日本でもご覧になれるはずです。テレビ局は「Arte」

です。

 

「Arte」オンラインでもご覧になれるようです。

http://www.arte.tv/de/70.html

 

また、3Satの放送局では6月4日ドイツ時間21時にヴィーンのシェーン

ブルン宮殿での実況放送があります。タイトルは{Sommernachts

konzert」(我々の演奏会のタイトルと似ています。このタイトルも素

敵ですね!)

http://www.3sat.de/dynamic/sitegen/bin/sitegen.php?tab=0&source=/service/Programm_archiv.php

 

これから、ヨーロッパは夏の音楽祭の季節です。FM、それからテレビでも続

々と番組が組まれます。今では日本からもインターネットで番組が見られるわ

けですからすごい時代になりました。

 

 


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