読者の皆様、こんにちは!
先日新しい007の映画を見てきました。楽しかったですよ!でも、最近の撮
影の流行なのでしょうか?格闘の場面は画面のカットの時間が極力短いのです。
1秒単位でカメラワークが変わる。(ちょっとオーバーかな、では2秒)です
からエフェクトはあっても落ち着いて見入る感じではありませんでした。それ
から007映画でいつも面白いのは「あっ!」と驚く(笑える)新兵器が出て
くることでした。それがなかったので残念!それからもう一つ。ちょっとした
エロティックが入るのが普通でしたが、男気一点張り!
「あっ!これからご覧になる方いらっしゃいましたか?」
12月10日、アルプスでは1メートル以上の大雪です。こういうニュースを
聞いてしまうとスキーヤーはそわそわしてしまいます。北イタリアも大雪でミ
ラノの飛行場は一時閉鎖されたそうです。北ドイツの天気は0度前後を行った
り来たり。雪は時々降りますが残らない程度です。
インターネットをいろいろサーフィンしていると時々嬉しい?写真に出くわし
ます。男の胸をときめかすタイヤの会社ピレルリの2009年カレンダー。
http://www.n-tv.de/1056621.html
国の豊かさランキングというのがあります。OECD30カ国について調査さ
れた結果ですが、皆さんはどこの国が豊かだと思われますか?
http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/01.data/activity000890/attached.pdf
ギリシャではテッサロニキで起こったデモ隊と警察の衝突で15歳の少年が死
亡。それをきっかけにデモが一週間以上何度も繰り返され、警察と政府責任を
追及しています。事件はドイツまで波及しドイツにあるギリシャ領事館前でも
デモが行われております。大きな都市にお住まいのあるオーボエの学生さんは
ギリシャ領事館のある場所をしっかり調べて近寄らないようにしていらっしゃ
るそうです。
アフリカのシンパプエではコレラが発生。内政不安で救済が遅れ死者が続出。
12月5日オマン沖で豪華客船「MSアストア」が海賊に狙われるという事件
が発生しました。たまたま近くにいたドイツ海軍所属の軍艦が威嚇射撃を行い
大事にはいたりませんでした。政府の発表では、現在のところドイツ軍にはこ
の海域における警察行使権は持っておらず、相手が船が退散してくれたので追
って捕まえることはしなかった。犯人の素性が分からない以上相手が果たして
海賊であったかどうかも不明。もし相手が抵抗してきた場合、戦闘という次の
危険な段階に入ることになり、現在のところ戦闘しても良いという法律的根拠
がない。(なんだか日本のお役所と同じような事を言っていますね)しかし現
在はドイツ政府は既に軍隊の派遣を決定しています。
http://www.n-tv.de/1063958.html
(背後はよく見えませんが、ブレーマーハーフェンに停泊する船の写真をご覧
ください。)
三菱東京UFJ 銀行による「IEA世界のエネルギー見通し2008」というレポート
があります。
http://www.bk.mufg.jp/report/ecolook2008/outlook_oil20081121.pdf
このレポートによると2008〜2015 年平均1 バレル=100 ドルなんだそうです。
現在1バレル50ドル付近でから平均値からほぼ半分あたりのお値段です。現
在我が家の6000リットルの灯油タンクは半分くらい入っています。300
0リットルの灯油を今、注文すべきかどうか・・・・・・。
ドイツの灯油の値段を直ぐに確認できるホームページは
http://www.esyoil.com/heizoel_rechner.php
読者の皆様、本年も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今
年の後半は世界中が同時不況に見舞われ、話題の中心がどうしても経済金融関
係に流れてしまいました。来年も残念ながらこの傾向は続きそうです。そんな
お時勢で音楽家の出来ることは、聴衆のためそんな心配事を一時でも吹き飛ば
せる様な素敵な時間を提供する事だと思っております。またメールマガジンで
も経済金融以外のテーマをたくさん入れられると良いなあ、と思っております。
それでは皆様、少々早いですがどうぞ良いお年をお迎えください。
末政圭志
--------------------------------------------------------------------------
■ 近況 演奏会前の冗談は・・・・
--------------------------------------------------------------------------
先回の定期演奏会の前にステージの横に控えていた時の事です。コントラバス
の男性と来シーズンの出し物の話をしておりました。ブルックナーの8番が候
補に上がっていて、コントラバスは16音符がたくさんあって大変な曲だ、と
話していました。そこに他のコントラバス奏者がやってきて、「16部音符?」
「僕も昨日16分音符を練習したんだよね。」「一音弾いてみようか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
一音です。たったの一個の16分音符。
まったく本番直前に変な冗談を!
おかげでおかしくて集中の妨げに!!
他のメンバーたちは緊張した面持ちなのに私だけはステージでにやにや!!
--------------------------------------------------------------------------
■ ダイヤモンド1個164000000英国ポンド、1億3千6百万円
--------------------------------------------------------------------------
12月10日、ロンドンのオークションハウス・クリスティーで有名なダイヤ
「Blaue Wittelsbacher」が競売にかけられました。ドイツのバイエルンの王
冠についていた青いダイヤで35,56カラット。インド産のダイヤだそうで
すが、スペインの大様フィリッポ4世が1664年に娘であるマルガリータ・
テレサに贈り、バイエルンのヴィッテルスバッハ家に来たのは1722年の事。
1918年以降バイエルンの王冠に載せられ、1964年以降は個人の持ち物
になったそうです。バイエルン州は金融危機で買い戻す資金はなく、ニューヨ
ークに住むロシア人アレックス・パウルに競り買ったのはイギリスの貴金属商
ローランス・グラーフ。
http://www.zisch.ch/openmedia_custom/files/BXMediaOne224295file.jpg
http://www.sueddeutsche.de/155380/630/2670904/Ein-Wittelsbacher-unter-dem-Hammer.html
--------------------------------------------------------------------------
■ 自殺の様子をイギリスのテレビ局が放映
--------------------------------------------------------------------------
12月10日、2006年にイギリスでクレイク・エバートがスイスのクリニ
ックで自らの死を選んだ。彼は神経と筋肉が麻痺し治る見込みはなく、周りの
人達に迷惑をかけたくないので、まだ頭がしっかりしているうちに死を選択し
た。死を選択した人を助け安楽死を助けたのはディグニタス(Dignita
s)というスイスの協会。医師が付き添い、本人の了承のもと、死のカクテル
を飲ませ、奥さんの付き添いのもとで息を引き取った。。彼は59歳。アメリ
カ人。職業は大学教授。
http://de.youtube.com/watch?v=bPS3pZGthw0
自然死を推奨するキリスト教のヨーロッパではこのフイルムの放映に対し大反
対!
あなたならどんな選択をされますか?
--------------------------------------------------------------------------
■ スイス国境の税関検査がなくなる
--------------------------------------------------------------------------
シェンゲン協定に基ずく税関協定にスイスも加盟。クリスマス前から税関の検
査がなくなります。まず車での税関検査がなくなるらしく、既にパスポート検
査はスイスを含めてEU内では行われていないので素通りできることになりま
す。というニュースのはずだったのですが、ドイツの税関のホームページでは
依然としてコントロールがある、と書かれています。
http://www.zoll.de/index.html
また、ドイツへ持ち込む無税の枠が広がりました。今までドイツに海上から、
或いは飛行機で入国する場合の限度額は175ユーロ。それが430ユーロに。
陸路で入獄する場合は300ユーロ。15歳以下の子供の免税額は175ユー
ロ。その他タバコ、アルコールなどの免税額は下記の税関のホームページでご
覧ください。
http://www.zoll.de/a0_aktuelles/azr_best_reiseverkehr_dez_08/index.html
--------------------------------------------------------------------------
■ 若者の為のオーケストラアカデミー
--------------------------------------------------------------------------
スイスのスキー場、2000年から続いていたフェルビアで行われる音楽祭が
あります。
http://www.verbierfestival.com/index.php?page=home_en
ピアニストのマルタ・アルゲリッヒがいつも演奏し教えている音楽祭です。こ
こではまた若い学生の為のオーケストラアカデミーが開かれていました。指揮
者としてはアンドレ・プレビンなども登場する大変すばらしいオーケストラで
す。今までスイスの銀行UBSがスポンサーとしてお金を出していましたが、
不況による経営不振で既に4月にスポンサーから降りることを発表していまし
た。
http://www.sueddeutsche.de/kultur/artikel/766/169274/
現在、このような世界的な学生のためのオーケストラはここの他に北ドイツで
行われているシューレースヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭のオーケストラ、
http://www.shmf.de/inhalt.asp?DV=&Stich=Zeit=22:32:52&BesucherID=37788898
それからレナード・バーンスタインの提唱で1990年から始まった札幌のパ
シフィック・ミュージック・フェスティバルなどがあります。
http://www.verbierfestival.com/index.php?page=home_en
この音楽祭にも若者の為のオーケストラがあり、世界中から音楽家を目指す学
生が集まってきます。1月にはそのオーケストラのオーディションがあります
から学生さん達、頑張って受けてみては如何でしょうか?
(シューレースヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭のオーケストラの申し込みは
既に済んでおりました)
--------------------------------------------------------------------------
■ 田母神論文
--------------------------------------------------------------------------
日本の皆さんはニュースで、田母神俊雄元空幕僚長がお書きになった懸賞論文
「日本は侵略国家であったのか」が一位に選ばれ、その為に解雇処分を受けた
事件をご存知だと思います。それに対しどのような報道が日本でなされたかは
ドイツに住んでいる私には詳しく分かりません。しかし彼の論文を読む限り、
日本で論議をするべき非常に大切な問題定義であると私は思っております。
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50734794.html
私は海外で生活をしながら外から日本の様子を見ている人間です。戦争を肯定
するわけでは絶対にありませんが、朝鮮がミサイルをぶっ放した時。或いは日
本人が拉致されたと分かった時。韓国が竹島を占領してきた時。中国が東シナ
海や尖閣諸島を占拠してきた時。日本政府はいつも日本領土の防衛を放棄して
います。これはドイツに住んでいて他の国ではありえない対応だと思います。
日本政府はどこが占領されれば日本防衛を、あるいは外交を始めるのでしょう
か?
皆様はそういう日本政府の状態を正常だと思われますか?
日本の外交はそんなに卑屈でよいのでしょうか?
私には日本のマスコミはこういう事件が起こる度に、まるで朝鮮、韓国、中国
の為にあるように思えてなりません。あるいはマスコミ各社は既に3国に買収
されているのかもしれません。政治家もどうも賄賂を受け取って私腹を肥やし
て日本を売っているのではと思えてしまいます。私は本当はそうでない事を祈
りたいです。
そういう思いで田母神論文を読んでみると、彼は国防の専門家として非常に大
切な提案をしていると思います。
論文はドイツで生活している17歳の私の娘でもさらっと読める分量です。ま
だ全文をお読みでない方、是非一度お読み頂きたいと思います。
--------------------------------------------------------------------------
■ アメリカ経済大ピンチ(その7)
--------------------------------------------------------------------------
アメリカ経済大ピンチのタイトルで夏休み後ず〜と続けて世界経済ニュースを
追い続けてきました。11月4日大統領選挙で初めての黒人大統領オバマが当
選。来年1月20日から新大統領として就任します。経済ニュースの中心は相
変わらず戦後最大の不況、それに対する各国政府の対策、それからオバマ新大
統領の政策に標準が合わされています。
ドイツでの2008年の単語第1位はFinanzkriese「フィナンツ
クリーゼ」。フィナンツは英語で言うファイナンス。クリーゼは危機。第2位
はabzocken「アップツォッケン」。これは純粋な投資に対して、投機
的ないちかばちかの投資の事を指します。この単語に象徴されるようにドイツ
の今年の経済状況は最悪です。来年もまたこの最悪状態は続くどころかもっと
悪くなる可能性が高いのです。優良会社が潰れると関連会社も共倒れ。失業者
は増えます。政府は対応のために資金援助を出しますが焼け石に水で国の赤字
を増やすだけ。失業者手当てを国が出すことになりますから国にとっては踏ん
だり蹴ったり。ドイツの賢人が集まる経済研究所の予測では景気の底を打つの
は2009年の4半期だそうです。しかし日本が以前経験したバブルの崩壊で
は、ゼロ金利を行った結果で景気が上向くのに36ヶ月を要しました。そして
その不景気を救ったのが中国市場でした。ほぼ3分の一の時間で全世界の恐慌
が果たしてかたずくでしょうかね?
アメリカの車会社ビッグ3への救済措置は最初下院で通過せず、再審議でやっ
と通過。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-35308320081208?rpc=131
アメリカ車業界ビック3の要求内容。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-35306920081208?rpc=131
しかしアメリカ上院を11日の議会では通過できませんでした。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35403220081212?rpc=131
通過できなかった原因はトップの交代、組合の賃金値下げの阻止、だそうです。
その結果GMの株価は半分に下落。ドル安。日本の渡辺博史前財務官は「トレン
ドとしてドル安・円高が続くことはありえない」とおっしゃっていますが本当
にそうでしょうか?「あって欲しくない」に言い換えた方が適当だと思います。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35410420081212
12日ブッシュ大統領がオバマ新大統領にバトンタッチするまでは潰さないと
頑張り、クリスマス前の破産は回避でしました。
オバマ新大統領はお金もないのに追加救済措置を早急に実行すると言っていま
す。その為には国債を追加発行することになります。誰が買うか(多分、日本
と中国)知りませんが、売れない国債を売るためには利子を高くしなければい
けません。信用度が落ちた貨幣のたどる道は一直線。高金利、貨幣価値の下落。
一方ドイツのメルケル首相はアメリカの金融業界の不始末に端を発する恐慌は
外因によるもので国内の対策を行っても無意味という姿勢です。EUとして世
界共通経済不況への対策を足並みを揃えて早めに手を打ちたいイギリス、フラ
ンス、イタリアの首相が先週始めロンドンに集まりました。当然ドイツの姿勢
を非難する声明が出されました。そんな最中、12月10日にVWがEUへの
援助金の申請を行いました。現在世界的に車業界は恐慌のあおりを受けていま
す。ホンダはF1から降りることを発表しています。またドイツの車生産は年
末年始に停止されます。こうなると下請けの工場があおりを受けます。車の下
請けは注文が減らされ、おまけに銀行が自らの事業資金確保に四苦八苦してい
る中で融資を受ける事は困難で、かなりの数の工場が倒産寸前。先週発表され
たドイツの経済研究所、或いは昨日の日本の短観では、2009年の経済状況
は戦後最低を示唆しています。ロシアは通貨防衛のために値上げをしましたが、
世界各国政府銀行は公定歩合を引き下げ、低金利によってお金の循環を良くし
ようと画策し、この金利引下げ合戦が日本円を高くしています。
ドイツ政府はこの不景気が始まる前に、来年度からの投資利益には25パーセ
ントの税率を適応することを決定しています。今年中に投資して1年以上持ち
続けた場合は今まで同様無税です。ですからドイツの投資銀行などは必死に投
資家達に働きかけ、今年中に投資をするように進めていますが、現在は投資す
る環境は限りなくゼロ。まあ貴金属関係は考えられますが・・・・・。
<最近の各国の金融危機がもたらす影響と対応>
http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/labor_system_top.htm
<来年度の経済見通し>
資料はいくらでも見つけられますが、金融危機が暴露したプロの投資の会社や
銀行でもつぶれてしまったレポートを皆さんが信用なさるかどうか??
明治安田生命経済ウォッチ
http://www3.keizaireport.com/file/economy200812_01.pdf
第一生命経済研究所マクロ経済分析レポート
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/rashinban/pdf/et08_201.pdf
三菱UFJリサーチアンドコンサルティング経済見通し
http://www.murc.jp/report/research/shortterm/2008/0847.pdf
国際投信投資顧問株式会社、投資戦略マンスリー12月号
http://www.kokusai-am.co.jp/report/monthly/2008/0812/full.pdf
このレポートの6ページ目右下の図を見るとIMFへの救済融資を求める金額
の比較があります。アジア危機、ロシア危機、南米危機などとは比べ物になら
ない額が求められています。
みずほ総合研究所
http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/forecast/outlook_081211.pdf
短観が示す「戦後最悪」規模の景気後退リスク
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35440620081215?rpc=131
--------------------------------------------------------------------------
■ スキー旅行記 イタリア ドロミティ(その2)
--------------------------------------------------------------------------
ヨーロッパでスキーをする最高のシーズンは2月です。クリスマスから正月に
かけては一斉にヨーロッパ中が休暇に入りますからスキー場は大変混雑してい
ます。それは良いとしても日が短いのです。滑れるのは9時〜3時過ぎまで。
2月は休暇はなくピステは空いており、日も長くなりつつあり、雪が豊富な時
期です。粉雪の深雪で雪を蹴散らしながら滑れるのもこの時期です。
家族でスキーをしようと思うと学校の休み中。冬休みか春休みのどちらかです。
冬休みは人出が多く混雑している上、寒い、日が短い、という訳で我々は春休
みを選んではるばる北ドイツから1000キロの道のりを一晩で走り抜けます。
さてこのドロミティスキー場。ヨーロッパで総合滑走距離において2番目に長
いスロープを誇っているそうです。(一番長いのはフランスのトワバレー)全
長1220キロ、スキーリフトの数は450。
しかし1本のゲレンデはそんなに長いわけではありません。たくさんの隣接し
ている山々を横にロープウェイでつないでいるのです。中央にセラ・グルッポ
(グルッポはグループのこと)という赤い岩山の山群があります。(この山群
はほとんど滑れません。)この山群をぐるりと囲む格好で各スキー場が存在し
ます。この山群を一周すると23〜24キロを滑ることになるそうです。
始めてのスキー場で初日は曇り。ガスがかかっておりいったいどこを滑ってい
るのか皆目見当がつかないままコンディションつくり。ゴンドラで会ったドイ
ツ人とこのスキー場の話をしていると、一周するのに気をつけないと時間内に
出発点にたどり着けないで何回もタクシーでホテルに戻った人がいる、という
話を耳にしました。
--------------------------------------------------------------------------
ミスター・サトシ氏からのメッセージ
--------------------------------------------------------------------------
セラ・ロンダのURL掲載をご承諾頂いたホームページの管理者サトシ氏には
いろいろご意見を頂戴いたしました。また、下記のようにメッセージも頂戴い
たしました。ヨーロッパアルプスに近い南ドイツにお住まいなのが大変うらや
ましいです。
http://www.satoshi.de/index-j.html
2月はオーストリアにスキー休暇があり、しかも大抵ファッシング(カーニバ
ル)の時期とあって、通常は混雑します。1月後半と3月以降が空いているの
ですが、ベストのシーズンはやはり2月ですね。私は家族も無いので、毎年3
月の1週か2週目にスキー旅行に行きますが、だいたい満足しています。
私のHPにはありませんが、セラ・ロンダよりももっとでかい周回コースがあり
ます。「Grande Guerra」で検索してみてください。これは一部セラロンダと
重複しています。急げば昼飯もゆっくり食べられるくらいなのですが、以前マ
ルモラーダの旧式ロープウエィに2時間くらい並んだら、基点に帰りつけませ
んでした。親切なイタリア人の人が車に乗せてくれ、無事に帰ることが出来ま
した。機会があれば Grande Guerra の写真もHPに掲載しようかと考えています。
(是非掲載していただきたいと願っております)
一般的にはオーストリアのチロルのスキー場とその宿泊設備が最も充実してい
て、またお値段もリーズナブルです。(対照的にコストパフォーマンスの悪い
のがスイスです。景色は良いのですが、なんとも残念。)ご家族でのスキー旅
行には、Zillertalが一番オススメです。谷全体で共通のスーパースキーパスが
あり、3千m超のTuxer氷河からイン川に近い Fuegen、Hochfuegen、また、ザ
ルツブルク州への境界Gerlos峠まで何日も必要なくらい広い範囲が滑れます。
リフトなどの設備は最高ですが、真横に滑る方の多いオランダ人もたくさんで
す(^_^;)。近年オーストリアで最も急斜面だというピステも出来ました。名前
は”Harakiri" だそうで、苦笑してしまいます。
http://www.mayrhofner-bergbahnen.com/de/100304/100252/steilste_piste_oesterreichs_actionberg.html
Mayrhofenなどの谷の村々の人たちは、とても人懐っこく親切でいつ言っても気
持ちが良いです。