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読者の皆様、如何おすごしでしょうか？
北ドイツでは気持ちの良い天候が続いております。ライン地方、南ドイツ、フ
ランス・アルザス地方では激しい夕立の影響で浸水した所があるようです。ま
た、ゴルフボールくらいの大粒の氷が降り、車がぼこぼこになったりガラスが
割れたりの被害も出ています。
ブレーマーハーフェン歌劇場の仕事も今シーズン残すところ１ヶ月強。現在オ
ペラでは最後の出し物である「サロメ」の練習が続いています。サロメはわが
ままなお姫様のお話。主人公サロメが踊る部分ではソロオーボエの聞かせどこ
ろがあります。この踊りの部分、ソプラノが踊らずバレエダンサーに摩り替わ
り華麗に踊る演出よくあります。我歌劇場の「サロメのダンス」は歌劇場バレ
エ団日本人バレリーナ武田麻希さんの振り付けで行なわれ、ソプラノが踊り続
けます。このダンスですが、音楽は非常に官能的で、演出でも裸になるかなら
ないか？ あるいはきわどい衣装で踊るかどうか？ 等男性には大変気になる
部分です。私はどっちにしても演奏していますから鑑賞はできません。ですか
らどっちでも良い話なのですが・・・。
さて、今年の夏の日本での催し物をご紹介いたします。東京での講習会と演奏
会です。皆様方のお越しを心よりお待ち申し上げております。
また、東海地方の方々には既にご紹介済みの浜松で講習会にご参加頂きたいと
思います。
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■ オーボエとトークとワインの夕べ２００８
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今年の夏は原宿です。ゲストに若い女性ピアニスト大野真由子さんをお迎えし
てサロンコンサートを行ないます。
尚、演奏会後打ち上げパーティーを同じ会場で行ないます。聴衆の皆様方とワ
インを飲みながらご歓談いたしたいと思います。
たくさんの方々のご来場をお待ち申し上げております。
「オーボエとトークとワインの夕べ２００８」
場所 原宿「アコスタディオ」東京都渋谷区神宮前1-23-27 赤星ビル
日時 ７月１９日（土）
開演 １８時
出演 末政圭志 （オーボエとトーク）
ゲスト 大野真由子（ピアノ）
入場料 ３５００円
パーティー券 ３５００円
お申し込み contact@oboeinfo.de
《プログラム》
ベゾッチ オーボエソナタ 二長調
バッハ 復活祭オラトリオからアダージォ
ドニゼッティ オーボエとピアノの為の「アンダンテ」
シューマン ピアノソロ「アラベスク」
ロッシーニ オーボエとピアノの為のアンダンテと変奏曲
リスト ピアノソロ「愛の夢」
シューマン オーボエとピアノの為の「３つのロマンス」
《大野真由子プロフィール》
北鎌倉女子学園高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。東京藝術
大学大学院音楽研究科修士課程ピアノ専攻修了。第４５・４６回鎌倉市学生音
楽コンクール第２位、第１３回吹田音楽コンクールピアノ部門第１位、第１７
回友愛ドイツリート（歌曲）コンクール優秀共演者賞等 受賞。ソリストとして、
現田茂夫氏指揮により大阪センチュリー交響楽団とシューマンのピアノ協奏曲
を、また芸大モーニングコンサートに選抜され、小田野宏之氏指揮により芸大
フィルハーモニアとドビュッシーのピアノと管弦楽のための協奏曲を共演。
大学卒業時、成績優秀者に与えられる同声会新人賞及び読売新人賞受賞、両新
人演奏会出演。また芸大ラヴェルプロジェクト、日本経営クラブ "若い音楽家
を励ます会"主催による JMCコンサート、女流演奏家団体lumiere（リュミエー
ル）によるエレガントクラシックス、大田区民ホールアプリコランチタイムコ
ンサート、上野旧岩崎低庭園コンサート等出演。その他、Vｎ清岡優子とのデュ
オEspoir、Ｔｐ阿部一樹とのデュオBaum、栄区民文化センター・リリスの登録
アーティストとしてアウトリーチコンサートなどさまざまな演奏会にも出演。
また芸大において声楽科ティーチングアシスタントを務めるなど、伴奏・室内
楽ピアニストとしても活動中。これまでに乙幡理恵、竹中淳子、田中由生子、
日比谷友妃子、 角野裕、Gabriel Tacchinoに師事。また室内楽を渡辺健二、
北川暁子、歌曲伴奏をKonrad Richter、ピアノデュオを角野裕に師事。
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■ オーボエ講習会のお知らせ
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主催 日本オーボエ協会
協賛 日本ダブルリード株式会社
日程 ７月１２日（土）、１３日（日）
場所 新宿ＪＤＲホール
講師 末政圭志
対象 中高生、大学生、アマチュア一般、音大生
《募集内容》
グループレッスン１〈初心者〉定員１０名
グループレッスン２〈中級者〉定員１０名
グループレッスン３〈コンクール〉定員１０名
グループレッスン４〈オケスタ〉 定員４名
個人レッスン 定員３名
《お申し込み、お問い合わせ》
日本オーボエ協会事務局 田口
〒300-0843 土浦市中村南3-11-30
TEL:0298-41-1704 FAX:0298-42-7588
taguchi@pps-taguchi.com
《講習会詳細》
■グループレッスン１〈初心者〉
オーボエを始めて１年に満たない方。初心に帰って姿勢、運指、息使いの基本
を学びたい方が対象。
９０分
■グループレッスン２〈中級者〉
１年以上オーボエを演奏していらっしゃる方が対象。
９０分
■グループレッスン３〈コンクール〉
吹奏楽コンクール強化レッスン。
９０分
■グループレッスン４〈オケスタ〉
アマチュアオーケストラ奏者、オーケストラ入団試験の為のレッスン。
９０分
■個人レッスン
受講者の制限はございません。初心者から音大生までどなたでも受講できます。
５０分+１０分（ディスカッション）
★課題曲の指定はありません。現在練習している曲、エチュードなどをお持ち
下さい。個人レッスンとオケスタ受講者はお申し込みの時にお持ちになる曲を
あらかじめお伝え下さい。
★受講お申し込みは定員になり次第打ち切ります。
■レクチャー、ミニコンサート
レクチャーテーマ 「完成リードの選び方」
ミニコンサートプログラム
ベゾッチ オーボエソナタ 二長調 から第一楽章
シューマン オーボエとピアノの為の「３つのロマンス」からＮｏ．３
ロッシーニ オーボエとピアノの為のアンダンテと変奏曲
ピアノ 大野真由子
《受講料金》
各グループレッスン
３０００円、オーボエ協会会員 １０００円
個人レッスン
１００００円 オーボエ協会会員 ７０００円
レクチャー、ミニコンサート
１０００円 会員５００円（受講生、聴講者は無料）
聴講料 １日 （レクチャー、ミニコンサートも含む）
一般１０００円、オーボエ協会会員５００円（受講生は２日とも無料）
《時間割り》
７月１２日
１０時４５分〜１１時４５分 個人レッスン
１２時３０分〜１４時 グループレッスンＩ〈初心者〉
１４時〜１５時３０分 グループレッスンＩＩ〈中級者〉
１５時４０分〜１６時２０分 レクチャー、ミニコンサート
７月１３日
１０時４５分〜１２時１５分 グループレッスンＩＩ〈コンクール〉
１２時５０分〜１４時２０分 グループレッスンＩＩＩ〈オケスタ〉
１４時２０分〜１５時２０分 個人レッスン
１５時２０分〜１６時２０分 個人レッスン
《末政圭志プロフィール》
１９５３年生まれ 京都市立芸術大学、北西ドイツ音楽大学（デトモルト）卒業。
オーボエを梅原美男、岩崎勇、ヘルムート・ヴィンシャーマン各氏に師事。１９
７６年、田中賞受賞。１９７６−１９７９年ＤＡＡＤ（ドイツ給費）奨学生。
ドイツバッハゾリステン、ティボール・ヴァルガ室内管弦楽団、フランクフルト
室内管弦楽団メンバーとして、ヨーロッパ各地の演奏会、音楽祭に参加。また、
国内外で数々のソロリサイタル、室内楽演奏会を開催。ケルン放送局、ラジオ・
ブレーメン、スイス放送局、ＮＨＫ・ＦＭ、東急ケーブルテレビに出演。１９９
１年、ブレーマーハーフェン市より「カンマームジカー」 の称号を得る。１９９
０−１９９２年、同市文化委員会会員。１９９５年、１９９７年 ドイツ青少年音
楽コンクール・ブレーメン地区予選管楽器部門審査員。２００３年第９回浜松国際
管楽器アカデミーアドバイザー。現在、ブレーマーハーフェン市立歌劇場管弦楽
団ソロオーボエ奏者。
ホームページ http://www.oboeinfo.de
メールマガジンID：『まぐまぐ！』http://www.mag2.com/m/0000120874.htm
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■ ♪第３回浜松オーボエクリニックのご案内♪
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夏休み中に浜松で行なわれるオーボエクリニックのご案内申し上げます。
中高生のグループレッスンからどなたでもご参加いただける個人レッスン、昨
年ご好評を頂きました伏見さんのリード講習会も行なわれます。
日 時：平成２０年８月１６日（土）、１７日（日）
場 所：アクトシティ浜松研修交流センター、３１・３２音楽セミナー室
講師 ： 末政圭志、伏見聡子
詳細 オーボエネットワーク浜松
http://www.hamq.jp/stdB.cfm?i=NB26772&pn=11&s=3922
予約＆お問い合わせ：宮地まで（Ｔｅｌ．０８０−６９６４−８４４２）
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■ ベルリナーフィルハーモニーで火災
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ベルリンフィルの本拠地であるフィルハーモニーで５月２０日に火災が発生。
屋根に損害が出ました。発火の原因はまだ不明のようです。ホールは無事で６
月２日からまた演奏会が行なわれるそうです。１４時に通行人が屋根から煙が
出ているのを発見。携帯電話で消防署に通報したそうです。その頃、アバード
指揮でベルリオーズの「テデウム」の練習中だったそうです。
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,3350821,00.html
http://www.tagesschau.de/inland/brand18.html
http://www.spiegel.de/panorama/0,1518,554440,00.html
この建物はハンス・シャロンによって設計により１９６３年に建てられました。
客席の数は２２００。
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■ 郵便
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２０１１年からＥＵの郵便市場が自由化されます。とにかくドイツの郵便料
金は高いのです。消費者としては２０１１年といわず今直ぐにでも実行に移
して欲しいです。
郵便市場が自由化になると寂しいこともあります。一昔前までは郵便物は全
て切手が貼ってあったものです。最近はマシンでいくら徴収したかの用紙が
貼られます。外国からの美しい切手の貼られた郵便物をもらうのは楽しいも
のです。友人に出す手紙も切手を選ぶ楽しみがなくなってきました。もちろ
んまだドイツの郵便局の窓口で、切手を選んで手紙に貼って出すことは可能
です。窓口では特に要望を出さないと、係員は機械で料金を印刷したレシー
トを貼り付けます。料金が高くて切手を何十枚も貼る場合はレシートシステ
ムは便利ですが、普通のはがき、手紙の場合は切手のほうが、それも美しい
記念切手のほうが楽しいですね！
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■ はげの原因
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ドイツ、ボン大学の研究チームが「はげの原因」をつきとめ専門誌に発表した
そうです。
髪の毛が抜ける原因は遺伝子の欠陥にあり、その欠陥遺伝子とはヒポトリコス
・シンプレックスと言うものだそうです。この遺伝子が育毛の情報を妨げ、若
い時から毛が抜け始めたり、部分的にはげを作ったりします。年とともに欠陥
が大きくなり、頭部にその欠陥が現れることが多い、そうです。（なるほど！）
そこで患部に薬を塗り、壊れた遺伝子を修復すれば「はげ」を止める事ができ
るようになります。（ふむふむ）
しかし、そのような薬は今までに無く、この遺伝子を作っているＧポテインを
繋ぎ合わせるのが解明の手がかり、だそうです。（皆様、お分かり頂けました
か？？？）
http://www.handelsblatt.com/news/default.aspx?_t=ft&_p=203116&_b=1395260
（ハンデルス・ブラット、ドイツ語ホームページ）
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■ 北ドイツ旅行記４ーハンブルク・聖ミヒャエル教会（その２）
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もう去年のお話ですが、北ドイツに尋ねてきて頂いた知人を案内して、ブレー
マーハーフェン、ブレーメン、リューベック、ハンブルクと観光で回りました。
普段、住んでいる町、仕事や買い物では行くけれど観光した事のなかった都市
をめぐり歩きました。旅行ガイドにあることない事、私の主観を交えていろい
ろ書いて見たいと思います。
随分間が空いてしまいましたが去年のメールマガジン１２６号の続きです。
http://homepage3.nifty.com/~motohasi/oboe/magazine/backNr12/backnr126.htm
http://www.st-michaelis.de/
教会の内部ですが、北ドイツには珍しいバロック様式で白い壁に装飾が施され
ています。入り口から入るともう一つ内側のドアがあります。そのガラスのド
アを通して内部を見ると、祭壇が目に入ります。普通教会は十字架、或いはマ
リア様が中心になっている事が多いのですが、この教会の祭壇には、復活した
キリストが両手を広げた様子が目に飛び込んできます。祭壇画は、ガラスによ
るモザイク。中に入ると祭壇にはその復活したキリストだけではなく、張り付
けになったキリスト像が上部にあります。下部には銅板に金メッキされたレリ
ーフで最後の晩餐の様子が描かれています。普通、最後の晩餐の絵を見ると、
キリストが中央にいて、高弟達が一列に並んでいます。この教会の最後の晩餐
の図はテーブルを囲んで談笑しているようです。教会の方の説明によると、晩
餐で一列に並んでいるなどあり得ない、と言ってらっしゃいました。一番左の
凹凸の少ない弟子がユダだそうです。祭壇画に戻りますが、キリストの下には
２人の天使の姿が描かれています。その天使の下にはキリストが復活したこと
も知らない見張りの兵士が寝ています。張り付けのキリストと復活したキリス
トの間には２人の天使が王冠と布（だったと思うのですが・・・）をそれぞれ
持っており、キリスト誕生を示唆しています。
http://www.st-michaelis.de/uploads/pics/foto_kirchenraum.jpg
http://www.st-michaelis.de/uploads/pics/foto_altar_01.jpg