バックナンバー:64 2004/09/15


読者の皆様、ご機嫌如何ですか?

 

私は、と申しますと、ここ数ヶ月胃の上を押さえると鈍痛があり、昨日医者で

内視鏡の検査を受けました。やったことのある方はご存知だと思いますが

 

ぐぇ〜〜〜! ごぼ! が〜〜〜〜! うっ!

 

の連続でした。(これを積極的に行う方が楽になれることが判明)

 

先生は知り合いで「おい、お前」の仲。看護婦さんは娘のお母様。その2人に

「息をして!」っと励まされつつ、暴れまわらず何とか終了。

 

内視の結果は?

 

何もなし!!!!

 

検査に採取した細胞はすぐに研究所に運ばれ、今週末に結果がでます。何も悪

くないのにいったいどこの部分の細胞を採取したのやら・・・・?

 

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■ ユネスコ認定アンナ・アメリア図書館が火事                   

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9月2日ワイマールにあるユネスコ認定の歴史的バロック建造物アンナ・アメリ

ア図書館で火災が発生。1時間後に火を食い止められたが、屋根は焼失。3万冊

に上る重要な書籍が被害を受けた。そのうち5000冊は焼失。

 

ルターの聖書初版は、館長が消防士と一緒にバロックザールに飛び込み救出。

その後、100人の消防隊が列を成し貴重な本を外へリレー。

 

1565年にアンナ・アメリア公爵夫人が建てたこの図書館には1750年から1850年

のドイツクラシックの蔵書が多く、「ファウスト」の収集、ゲーテの収集でも

世界的に有名。

 

出火の原因は1920年以来、改装されていなかった電気回路の漏電らしい。

http://www.netzeitung.de/deutschland/303458.html

http://www.mdr.de/nachrichten/thueringen/1570546.html

 

消防のために濡れた本は製氷室へ保管。水分を取り除くことと、カビの防止に

なるそうです。(そのままめくるとばりばりに割れてしまいそうですね!)

 

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■ フェーダーヴァイス

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秋になると葡萄の収穫が始まります。そして、これから発酵させるワインがこ

の時期だけ出回ります。白いものをフェーダーヴァイス、赤いのをフェーダー

ローザと呼ばれております。買ってきてすぐ飲むと、まだ発酵が進んでおらず

葡萄ジュースです。2,3日置いて飲むと既に発酵が進みワインに似てきますが、

どちらかというと炭酸が入ったスパークリング・ワインに近くなります。

 

本物のワインはもちろん樽に詰め、ほぼ1年間寝かせ来年の夏にワインとして出

荷されます。

 

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■ ドイツ製品(その3−BMW)

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私が最近まで乗っていた車は中古で購入したBMW730という車です。年式は

87年型、3リッターで197馬力エンジン搭載。ドイツのメルセデスベンツと

並ぶ大型最高級乗用車です。私が購入したのは1992年。それから12年間私が乗

り続け、今回廃車となりました。廃車とした理由は、車検を通すための修理代

が高い為です。全部で走行距離は40万キロ以上。(走行距離計が29万キロでス

トップして正確な数字を出せなくなってしまいました)エンジンに関してはま

だまだ走りそうですが、電気系統、足回りに修理が必要となってきました。バ

ッテリーに関しては未だに買ったときのままです。この車の前に乗っていたの

はオーペル社のマンタというスポーツカーでしたが、23万キロでエンジンがだ

めになったのと比較すると如何に丈夫なエンジンか分かります。

 

乗り心地は静かで快適。長距離を運転しも疲れない。後ろに乗っている子供達

も車酔いしない。トランクが大きい等、良いことだらけ。欠点は税金、保険と

修理代、燃費などの維持費が高い事。そして何と言っても購入するのにお値段

が高い事。しかし走行距離が長いことを考えるとべらぼうに高いとは言えない

かもしれません。

 

部品はドイツ国内ですからすぐに調達できます。だいたい大きな町には特約店

がありますので旅行中でも問題なく修理が利きます。

 

この車で最高時速240キロまで出した事がありますが、その時もアクセルは踏み

抜いていませんでした。BMW社からのカタログによると最高時速225キロとなっ

ています。車の時速計には280キロまであります。

 

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■ 車探し

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と言うわけで、新しく別の車に買い換える必要が出てまいりました。女房から

次に買う車は彼女の楽器、チェンバロを自分で輸送できるワゴン車に、という

希望を入れ、チェンバロが入ることを大前提に車種を見て回りました。

候補に上がった型は、メルセデスベンツのE型、ボルボ、それからトヨタのア

ベンシスです。昔から死にたくなかったらボルボにと言われていましたので、

私はボルボに心が動いておりましたが、知り合いに「それは伝説です。今のボ

ルボの生産工場はベルギーにあり、車を作る哲学も固いスウェーデン鉄鋼で頑

丈な車を作るのではなく、クラッシュの時にある程度ショックを和らげられる

軽くて柔らかめの金属を使っていることは他社と代わりが無い」と告げられま

した。この私の知り合いは車の技術屋で事故の場合の鑑定書を作成する仕事を

しています。ですから経験上、どんな車が性能が良くて、安全で、維持費が安

くて・・・などのデータが頭に入っています。その彼が推薦した車はトヨタの

アベンシスでした。

 

そこで彼と2人で早速インターネットで探し始めました。

http://www.autoscout24.de/

http://content.mobile.de/cgi-bin/pagedisplay.pl?displayComponentWithName=Assistent_uebersicht

 

昔は中古を探す時、町の新聞の広告、車販売店などを探したものでしたが、現

代はまったく違いますね。あまり遠すぎても見に行くのが大変ですので、上記

のサイトから半径200キロ以内、ディーゼルエンジン、年式も3年以内、走行距

5万キロで限定し、検索いたしました。

 

検索して分かったことは、このアベンシス、なかなか良い中古が無いのです。

メルセデス、ボルボは結構あります。ブレーマーハーフェンのトヨタ販売店で

は、アベンシス・ディーゼルの中古、新車が欲しくて仕方が無いそうです。そ

れだけ現在、人気の車、と言うことが検索していて分かりました。

 

ハンブルクに2台、ゴスラーに1台発見!

 

電話をして、翌日試乗に行きました。試乗したのはハンブルクの1台とゴスラー

のアベンシス。両方とも5万キロに達していない2年物です。乗り心地はもちろ

ん今まで運転していたBMW730とは比較になりませんが、燃費が前の半分!

税金、保険も安くなり経済的には抜群に優れています。と言うことで、この車

に決定。

 

あっという間に探し出し、決めてしまいました。

 

この車、ヨーロッパで生産されている車で、日本ではあまりお目にかからない

車のようです。

 

この車を探し始めたとき、オーケストラの友人から2万キロしか走っていない

3000ユーロのジャガーを買わないかと誘われ、非常に心が動いたのですが、

調べてみると故障した場合、部品が入手できないため、何週間も乗れなかった

りする事がざらだそうで、動く手段として使う車としては不適格、と言うこと

が分かり断念!

 

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■ ドイツ・ナショナル・サッカー・チーム       

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先日ベルリンで行われた対ブラジル戦は1−1で終了。このカードは2002年に

日本で行われたWM決勝戦以来。2006年へのドイツで行われるWMへのナショナル

チームの親善試合で、お互いに調整が目的。

 

今年、ヨーロッパがフィーバーし、ギリシャが大勝利を収めたEM終了後ドイツ

チームの監督がユルゲン・クリンスマンに変わり、その成果が期待されていた

試合でした。選手たちは動きもよく、積極的なプレーが多く見受けられ、この

調子でチーム力が上がればWMもドイツ人にとって楽しみが一杯、と見て取れま

した。

 

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■ 次号の予告 

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読者からご投稿頂きました「アメリカでの夏の講習会の模様」(少し、音楽の

テーマから遠ざかっておりますので・・・)

 

次号のメールマガジンが発行されるまでに注目される出来事があります。

 

9月24日、中国!?

 

中国初のF1レースが行われます。新しいレーシングコースで直線が長いそう

です。先週のイタリア・モンツァでのレースでは、フェラーリチームの快勝で

した。

 

私が乗り始めたアベンシス、ですが、車体が前のBMW730より相当軽いらしく

加速がディーゼルにしては早いのです。この調子で運転し続けると後ろに乗っ

た子供たちは

 

ぐぇ〜〜〜! ごぼ! が〜〜〜〜! うっ!

 

挙句の果ては

 

げ〜〜〜〜〜!

 

(今回の64号は最初と最後を音楽的にまとめてみました)



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