バックナンバー:15 2002/06/21


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           カペラブレメンシス演奏会のお知らせ

7月22日 王子ホールにてオーボエ三重奏の楽しい演奏会を

企画しております。詳細はホームページをご覧頂きます様お願

い申し上げます。

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■スキー旅行記−その2

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北ドイツの端の方から夜間、途中1時間ほどの小休止を入れ、約9

時間で完走するのはいつもの事です。距離にすると900キロ強です。

夜走るのは、皆さんご存知のとおり道が空いております。日本でも

よく夜間に長距離を走る方もいらっしゃると思いますが、ドイツで

も同じ事です。ただ、日本ではスキー場に向けて夜間に走るのも結

構、日によっては込んでいて渋滞しますが、ドイツではバカンスシ

ーズンの開始のアウトバーン上で世界一長い駐車場ができるような

日でも、それは日中だけのお話。夜間は嘘のように空いてしまいま

す。アウトバーンを夜走るのは人により適正があるようで、家内は

見難いので嫌がります。逆に私は夜の走行が好きで、特にアクセル

をふかさなくても楽に、スムーズに目的地に行けるので、バカンス

で南下する時はこのパターンです。ドイツのアウトバーンで注意が

必要なのはトラックです。こちらのトラックは取調べがきつい事も

あり、マナーは良いのです。大体において、トラックの追い越し禁

止区域ではそれを無視して追い越し斜線に出てくるトラックはいま

せん。ただ、坂の多い場所で追い越し禁止ではない場所においては

この事を頭に入れて運転する事は鉄則です。トラックのアウトバー

ンでの最高制限速度は時速100キロです。乗用車は特に制限の無い

場所は無制限。300キロ出せる車をお持ちの方は、そのスピードで

ぶっ飛ばしても法律的には問題ありません。私自身の最高速度は

220キロです。もっと出そうだったのですが挑戦いたしませんでし

た。ドイツのアウトバーンでこのようなハイスピードで走ると言う

事は楽しい経験です。 最大の危険が上記のトラックです。トラッ

クが100キロで追い越し車線に出てきたとします。こちらが200

キロのスピードで走っていると、差、100キロのスピードでトラッ

クに接近します。ある程度距離があれば問題ないのですが、危く

急ブレーキで危機を脱する場面を目撃します。トラックがつながっ

ている時はこの事を想定して、あまり飛ばさない事が肝心と言えま

す。比較的走りやすいドイツのアウトバーンに比べ、イタリアのア

ウトバーンは条件が違います。道幅が狭いところが多く、イタリア

人はかなり接近して走ります。ドイツのアウトバーンでブレーキを

踏む時に急ブレーキは少なく、スピード調整の事が多いのです。と

ころがイタリアでこのようなブレーキ操作をしていると危険、危険!

特に両車線で同時ブレーキの赤ランプを確認したら本当に車を止め

る勢いでブレーキを踏む必要があります。去年アドリアのぺサロと

いうロッシーニ生誕の地に休暇に行ったときに経験しました。急ブ

レーキで車を止めて、しばらく渋滞。この地点を通過すると案の定、

ドイツの車がイタリアの車に追突していました。イタリアでは表示

が無くてもアウトバーンの制限速度があります。確か120キロだった

と記憶しておりますがそれでも我々にはスピードの速いドイツのア

ウトバーンより危険性が高いです。ちなみにオーストリア、スイス

のアウトバーンは走りやすいです。制限時速があり、皆ゆったりと

走っています。車間距離もドイツ並です。

 

さてスキー旅行に話を戻しまして、的地の少し手前で家内の作って

くれたサンドイッチで朝食を済ませ、ホテルに着き、部屋はまだ使

えないのでスキーを車の屋根から下ろし、さあ出発。末娘のスキー

を近くのスポーツ用品店で借りてゲレンデに直行です。私は既にス

キー装束で運転してきたのでスキー靴を履き、スキーを担いですぐ

出発体制です。家内と娘はホテルの1部屋を借りて着替えました。

でも、本日は足慣らし程度・・・?

 

ここのスキー場は2つの地域に分かれています。1つはGletscher

(氷河)、もう1つはRifflsee(リッフルゼー)です。初日はホテル

のすぐ前からロープウェイで登れるリッフルゼーに挑戦。このスキ

ー場の大きな欠点はTバーンが多い事。リフトが少ない事。リフト

だと乗っている間足の休憩になります。Tバーンは一応引っ張り上

げてはくれるものの、バランスを取らねばいけない事、足の長さの

違う人と鉢合わせになろうものならその間の踏ん張りは結構きつい

です。ここ、リッフルゼーは最初に上がれるロープウェイの他、自

動で登れる施設はその先の赤コース(中級コース)のリフトがひと

つあるのみ。

 

初日でもあり、最初は青コースでTバーンを使わなくても済む唯一

のコース・村へ降りるコースを選択。おっかなびっくりしながら感

覚を取り戻すまでは一苦労。先回スキーをしたのは2年前のスイス

でのGrindelwald(ホームページ参照)。あれから去年の夏休み以外

スポーツはほとんどしていなかったので体は硬いし、・・・・。

 

このコースをもう1度滑り、途中のレストランで快晴の天気を満喫

しながら昼食。午後は、時間まで一番上まで上がれるリフトで赤コ

ースを滑る。最後に午前中に滑った青コースを滑り降りた時には、

気温が上がった関係で雪がざらざら。これに閉口しながら何とか無

事到着。30センチくらいの掻き氷の中を滑るのは、それも初日には

重労働でした。

 

次はいよいよ、もうひとつの氷河スキー場について書きます。

 

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