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オーボエファンの皆様、音楽ファンの皆様、ドイツファンの皆様！
新年明けましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます
早速、夏の日本でのコンサートのお知らせです。
７月１０日に東京、杉並公会堂小ホールにて「カペラブレメンシス」オーボエ
三重奏の演奏会を行います。メンバーはいつもの通り、ドイツ、リューベック
歌劇場の福田雅夫氏、ブレーメン歌劇場のイングリッシュホルン奏者、長岡大
輔氏、そして私です。どうぞ今からカレンダーにメモしておいて頂ければ幸い
です。
国際関連ニュースでは日本を中心としてアジアが動き出しそうな気配です。
日本では年末に安倍首相、自公内閣が設立。そしてお隣の国韓国では初の女性
大統領が誕生しました。朴（パク）首相の父親は１９６５年に世論の反対を押
し切って日韓国交正常化を実現させた大統領だそうで、日本とアメリカとの対
話を十分心得た方のようです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/kor12122003250003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/kor12122014270008-n1.htm
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2002U_Q2A221C1000000/
ロシア
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121220/erp12122020440003-n1.htm
中国を警戒するＡＳＥＡＮ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8BI04J20121219?rpc=131
日本の政治に関してはこれからの動きを期待するとして、年末に日銀が新政府
の意向を受けた政策転換を打ち出しました。これで安倍首相が打ち出した円安
政策へ一歩前進です。ただ民主党下の円高政策時にかなりの企業は生産コスト
を抑えるために基地を海外へ求めました。この生産基地が早く日本に戻ってく
れば雇用率も上がり、日本の景気も上昇すると思います。
「日銀が追加緩和を決定：識者はこうみる」ロイター
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE8BJ02Y20121220
「１ドル90円」への扉を開く今年の収穫
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE8BJ05M20121220
ヨーロッパの負債問題は最悪の事態を脱した、とドイツの財務長官ショイプレ
が述べていました。勿論事態は余談を許しませんが、急な事態への対応策と資
金繰りができ成果があったそうです。しかしそれを駆使する事態に陥れば、ま
た欧州発の金融危機になります。２０１３年は果たしてどんな流れになるので
しょうか？
世界情勢で目を離せない地域は中東、そして現在はシリア情勢が気になります。
イスラエルが動けば中東戦争。そうなればまた原油の値段に影響します。自衛
隊はゴラン高原に出していた隊員を危険度が高くなったとして撤退を決めまし
た。
安倍首相になる前から日本円が安くなり始めていました。欧州危機も底を打っ
たという事で、対ユーロで円が１０パーセント以上下がりました。１ユーロ１
００円を切っていた為替レートが年末には１１４円。そしてこの流れは当分続
きそう、いや、続いて頂きたいです。
日本で気になること？ 皆様は何でしょうか？
政治？ 円安？ 株高？ 尖閣諸島？ 朝鮮のミサイル？
私はやはり現在進行形の福島原発の様子、放射能の拡散、それから地震が気に
なります。自民党が如何に素晴らしい経済政策を実施して日本経済がデフレか
ら脱出でき、また、外交も米韓印との連合で中国封じ込めに成功したとしても
福島原発で再び何かあればそんな素晴らしい政策も吹っ飛んでしまします。福
島原発のコントロールを取り戻すことが先決。もし次に何か事が起こったら日
本の国土の半分位は住めなくなる危険性だってあると思います。そしてこれを
嘘で固める事で有名で、資金も底をついている東電に任せておくのは極めて危
険と思うのは私だけなのでしょうか？
年末に安倍総理は福島を視察されたそうです。就任後直ぐにご本人がみずから
現地に赴かれた事、私は非常に評価したいと思います。そして、政府が世界中
のスキルを要請し、福島原発を安全に廃炉に導いてもらえればと熱望いたしま
す。
さて、年末に日経に掲載された地震関係の記事をご紹介致します。今年の肌で
感じた地震の数は３０００回以上だったそうです。昨年よりは格段に減っては
いるものの余談を許さない状況、と気象庁は年末のニュースで発表していまし
た。
「今後30年の大地震の確率、関東で上昇 地震調査委」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG21016_R21C12A2000000/
前号では消えた福島原発報道の事を書きました。日本でともすれば忘れかかっ
ている放射能の現状を是非思い出していただき、引き続き雨には濡れないよう
に、日本の皆さん気をつけて頂きたいと思います。
放射能に汚染された土砂を千葉県へ一時移動させるそうですが、簡単にそのよ
うに決めて良いものなのか、私には非常に疑問です。放射能は拡散を避けで封
じ込めなければいけない！だから福島の汚染地区に留めておくのが一番の方法
だと思います。どうして関係のない地域まで汚染させてしまうのか？？？
被災地、原発に思いを馳せるのは私だけではございません。
「天皇陛下、79歳に 被災者に改めて気遣い」
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO49919540T21C12A2CR8000/
ＮＨＫのオンデマンドで紅白歌合戦が１５日まで無料で見ることができます。
http://www.nhk-ondemand.jp/share/campaign/
ドイツでの年末年始のクラシックのデレビ番組のオンデマンドを見られるサイ
トは、
http://www.ardmediathek.de/ （シルベスターコンサート）
http://www.zdf.de/ZDFmediathek/hauptnavigation/startseite （ニューイヤ
ーコンサート）
アルテはクラシックの番組が多いチャンネルです。例えば２００８年の「ヴィ
ーンのクリスマス」
http://videos.arte.tv/de/videos/christmas-in-vienna-2008--7140894.html
ブレーマーハーフェン歌劇場ではバレエ、チャイコフスキーの代表作「白鳥の
湖」、
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=PjTBK823Fs8
ロイド・ウェッバーが２１歳の時に書いたミュージカルの大ヒット作「ジーザ
ス・クライスト・スーパースター 」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=oIIWJ6iImXE
そしてモーツアルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」が上演されております。主
役のドン・ジョバンニ役は、現在キール歌劇場専属歌手の高田智宏さんがゲス
ト出演。１２月２５日のプレミエでは見事な演技と歌を披露されました。
１月１４日、１５日、１６日とオーケストラ定期演奏会です。今回のソリスト
はオーボエで、元バイエルン放送交響楽団ソロオーボエ奏者で現在ザルツブル
ク音楽大学教授のシュテファン・シリーがマルティニューの協奏曲を、それか
らドヴォルザーク作曲「オテロ」序曲、メインがムソルグスキー作曲「展覧会
の絵」です。お近くにお住まいの方、是非いらしてくださいネ。水曜日は比較
的チケットが取り易いです。
http://www.stadttheaterbremerhaven.de/konzerte/4-sinfoniekonzert.html
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■ 演奏会のお知らせ 青山聖樹＆ミーシャ・ダチッチ Duo Recital
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ＮＨＫ交響楽団首席ソロ・オーボエ奏者の青山聖樹さんが演奏会を開きます。
オーボエファンの皆様には聞き逃せない、非常に楽しみな演奏会だと思います。
青山聖樹＆ミーシャ・ダチッチ Duo Recital
2013年 1月10日(木) 19時開演 東京文化会館小ホール
全席自由席￥4,000
R.Schumann: Adagio und Allegro Op.70
J.W.Kalliwoda: Morceau de Salon Op.228
W.A.Mozart: Sonate e-moll KV 304
L.v. Beethoven: (Englischhorn-) Sonate F-dur Op.17
D.Scarlatti:Sonata
その他
チケットぴあ P181-212
e＋(イープラス) http://plus.jp
東京文化会館チケットサービス
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■ オーボエ講習会のお知らせ モーリス・ブールグ，ニック・ドイッチュ・・・
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日本では東北大震災の影響で「家庭を守るのはお母さん！」という流れが出て
８月１８日〜２３日にドイツのニーダーザクセン州ヴォルフェンヴュッテルに
て５人のオーボエ奏者が講師として参加する講習会が行われます。
講師はMaurice Bourgue、Nick Deutsch、David Walter、Marc Schaeferdiek、
Ralph van Daal
詳細は下記のホームページをご覧下さい。
http://www.norddeutsche-oboentage.de/
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■ 今年の主な生誕、没後記念の作曲家
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Max Bloch 生誕１７５周年
Arcangelo Corelli 没後３００周年
Fracis Poulenc 没後５０周年
Johann Friedrich Fasch
生誕３２５周年
Richerd Wagner 生誕２００周年
Franz Danzi 生誕２５０周年
Giuseppe Verdi 生誕２００周年
Georges Bizet 生誕１７５周年
Benjamin Britten 生誕１００周年
Witold Lutoslawski 生誕１００周年
Pietro Mascagni 生誕 １５０周年
Pail Hindemith 没後５０周年
C.Ph.E.Bach 没後２２５周年
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■ 子育作り、子育ては流行らない！ （ドイツ）
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日本では東北大震災の影響で「家庭を守るのはお母さん！」という流れが出て
きているようですが、ドイツではどうも流行らないようです。
http://www.spiegel.de/politik/deutschland/deutschland-studie-untersucht-gruende-fuer-sinkende-geburtenrate-a-873264.html
現在の計算では一人の女性が生む子供の平均は１,３９で、ヨーロッパの中でも
低い方だそうです。
子供を作りたくない女性が増えている理由は、家庭で子育てするより仕事をし
てお金を稼ぎたい。良い母親である自信がない。子供を育てながら働ける環境
がまだ整っていない、などが挙げられていますが、それより女性が家庭で子育
てをする、ということ自体に関心が薄れているようです。
国を守る、経済を守る、という意味からすると、ドイツ人の血統が徐々に撲滅
し、年金が立ち行かなりよくありません。戦争をしなくても、じゃんじゃん子
供を作るイスラム人に全世界を奪われる日も遠くない、と言われています。こ
の現象は日本も同じことですね。
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■ オーボエ演奏のコツ メガネ（その２、リード作り用）
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本日はお若い目の良い方には関係はございません。
さて今度はリードを削る時に必要なメガネです。
夏休みに友人に勧められて買い求めたハズキのメガネルーペ。これ、結構使え
ます。今までは机に備え付けた直径２０センチくらいのルーペを使用しており
ました。ルーペの下にはランプがあり、見たいものを照らしてくれます。しか
し、このルーペを見るためにもメガネが必要でした。そして、リードは絶対に
ルーペの下に持っていかないと見えません。
このハズキのメガネルーペ、普段のメガネの上からかけてもよし、そのまま鼻
にのせてかけてもよし。結構使えます。ただ、お値段が１万円くらいいたしま
す。
色付きと透明と２種類ありますが、透明の方が明るく見えて使う用途が広がり
そうです。
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＜日本で楽譜が手に入らない時＞
オーボエの楽譜の出版はほとんどが輸入版です。そしてピアノやヴァイオリン、
声楽などに比べると売れる版数が少ないので、そもそもオーボエの楽譜を取り
扱ってくれる楽譜屋は非常に少ないのが現状です。ドイツやオーストリアに来
られた時にオーボエ関係の楽譜を沢山買えた、というご経験がある方がいらっ
しゃると思います。ベルリン、ミュンヘン、ケルン、ヴィーンなどの大きな都
市の楽器店には日本の楽譜屋よりはるかに多い楽譜が揃っています。そして何
と私の住んでいるブレーマーハーフェンにはダブルリードの楽譜の専門店があ
るのです。普通の楽器屋にある楽譜コーナーとは違い、ダブルリードのソロか
らアンサンブルまで出版されている楽譜の事ならほぼ全て分かります。日本で
楽譜が手に入らずにお困りの方、ご相談に応じます。
＜全国のブラスバンドの指導者の方々へ＞
オーボエという楽器は難しい楽器ではありません。初心者にいろいろな楽器を
同時に与えると、金管楽器は「プスー」と音にならず、フルートは「ヒュー」
と空を切る音ばかりで目眩がする。そんな中、オーボエは早くも音を出す事が
でき、すぐに音階も演奏できる楽器です。とっつきやすいのですがきちんとし
た指導者がいない場合は上達が難しいのは事実です。１日３時間、休日は６時
間以上練習する生徒さん方に悪い練習方法でトレーニングを強いると、悪い奏
法を身につけるために練習している事になります。
毎年、夏に東京、高松、浜松でのオーボエクリニックに講師として招かれ、初
心者を中心に指導を重ねております。コンクール前で集中しなければいけない
時期、生徒さん達が基本にしっかり戻る為の機会を設ける事は大変重要です。
またプロの演奏家でも一つの演奏会が終了し、次の段階にステップする場合で
も、常に基本に戻る事は忘れません。
きちんとした指導者がいない地方で、オーボエの生徒さん方とご一緒に奮闘さ
れている指導者の方でオーボエクリニック開催をご希望の際はどうぞ私にご相
談ください。ご一緒に方法を考えてみたいと思います。
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このメールマガジンは『まぐまぐ！』 http://www.mag2.com/ を利用して
発行しています。
配信中止はこちら
http://www.mag2.com/m/0000120874.htm
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発行者：末政圭志
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